トリカブト研究

http://homepage3.nifty.com/onion/labo/wolfsbane.htm

トリカブトは大まかに2つの種類に分けられる。山に自生するヤマトリカブトと、花の美しさから園芸用に使われるハナトリカブトである。このうち、中毒を起こすのはほとんどがヤマトリカブトとされる。無害な野草のヨモギや、やはり無毒で同じキンポウゲ科ニリンソウによく似ているため、間違えて食べて中毒を起こす人が多い。ハナトリカブトにもやはり毒はあるが、ヤマトリカブトに較べて毒性は低く、また、たいてい毒の多い根は切り取られて売られている。

 まあ、売り物にされているんなら、この「ハナトリカブト」なんでしょ。何だか、ちょっとがっかり。それでも、一応毒はあるみたいだけれど。
トリカブト(鳥兜)

トリカブトの解毒剤は未だに発見されておらず、現在でも、致死量以上を口にすると助かる見込みはほとんどありません。但し野生品は、種類や産地によって毒性に大きな差があります。エゾトリカブトやオクトリカブト、ヤマトリカブトなどは毒性が強いといわれています。同じヤマトリカブトでも、東京の高尾山には毒成分がほとんど無いものがあります。西日本に広く分布しているサンヨウブシなども毒性が弱いといわれています。

 未だに解毒剤が見つかっていないって言うのは怖いな。
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致死量はどのくらいですか?
アコニチンの致死量ー→2mg
トルカブトの葉の致死量ー→1g
部位による毒性の強さ
根>花>葉>茎

 このアコニチン2mgに相当する量って、根で言うとどのくらいの量なんだろう。
http://miyabi0.at.infoseek.co.jp/torikabuto.htm

はっきり言って食べるのは無謀。確実に死にます。しかもいまだに治療法は少ないというおまけつき、まだ死にたくないのでひとまず毒の弱そうな上の方の葉をちぎって切り口をなめる。
・・・「苦い!」もうそれだけで十分、さすがにかじりつく勇気はなく、葉の味見は断念。

 唖然。葉っぱを舐めるくらいなら死なないみたいだ。絶対したくないけど。
トリカブト - Wikipedia

漢方ではトリカブト属の塊根を附子(ぶし)と称して薬用にする。本来は、塊根の子根(しこん)を附子と言い、「親」の部分は烏頭(うず)、また、子根の付かない単体の塊根を天雄(てんゆう)と言って、それぞれ運用法が違う。強心作用、鎮痛作用がある。毒性が強い為、修治と呼ばれる弱毒処理が行われる。炮附子は苦汁につけ込んだ後、加熱処理したもの。加工附子はオートクレーブを用いて加圧加熱処理をしたもの。危険なので素人はトリカブトを見つけても、絶対に自分で使ってみようなどと思ってはいけない。

「ぶす」と読むのは毒として使う場合に限られる。毒の字には、「ぶす」の訓があり、群馬県を中心に、「毒島(ぶすじま)」と言う姓が数百軒ある。

俗に不美人のことを「ブス」と言うが、これはトリカブトの中毒で神経に障害が起き、顔の表情がおかしくなったのを指すという説が一番有力である。

「ブス」の語源がトリカブトにあったとは?!でも、漢方薬にも使われるんだな。大体、薬って殆ど毒だからなぁ。毒がないと効かないんだよねえ。

 まあ、園芸用の品種だろうし、普通に育てている分には食べなければ大丈夫みたいだ。でも、強力な品種では葉っぱ1gで死ぬんだから、2株丸ごとサラダにして食べれば確実に死ぬだろうな、やっぱり。吐き出しても、体内に残るくらいの量を一気に摂取してしまうように、毒性分を抽出して精製してごっくんとやるのが一番確実なんだろうな。でも、そんな化学のテクニックない。
 写真見ると、花が本当に綺麗だ。青い花好きなんだよな。リンドウとか。花が咲くのが楽しみだ。