クロッカスが咲き始めた



 数日間家を空けてほったらかしにしていたら、クロッカスが咲き始めていた。なかなか芽が出てこなくて、地中で腐っているのかもしれない、と不安だったのだが、芽が出始めると、花が咲き始めるまで驚くほど早かった。ろくに葉っぱも伸びていないのに、三頭身のような姿で花をつけるのがかわいらしい。
 パンジーも少しずつ花が咲きつつある。なかなか沢山花がまだ付かなくて、じれったいが、まだまだ二月だ。ヴィオラは終わった花をこまめに摘んでやると、次から次へと花が咲くので、手間のかけがいがある。
 チューリップも大分芽が出そろい、5cm位まで伸びてきた。でも、まだ芽が出てこない部分もある。花が開く時期も多少ずれるんだろうな、この調子だと。一斉に花開かせるのは、それなりにテクニックも必要なのかな。一緒に植えているムスカリの方は、ひょろひょろとした葉はでるのだが、花が出てくる気配はない。これで大丈夫なのか、今後このひょろひょろがどういう展開するのか、どうやって花が付くのか、興味津々。
 スイートピーが良く伸びている。かなり密集させているので、本当は間引きをした方がよいのかもしれないが、めんどくさいし、このまま肥料をがんがん突っ込んで、行けるところまで行ってみるつもり。
 間引きをしなかった花菱草は、大分枯れてしまったので、あわてて、枯れた部分を引っこ抜いたが、ちゃんと花を開くところまで辿り着けるかどうか。やはり、最初は一度は失敗をしないと、わからないものだ。園芸書の類ではどうしてもわからないことが沢山ある。
 ストックは香りがよいので、来年はもっと植えてみたい。苗を買ってきて植えたので、この株に対して余り愛着はないのだが、やはり、パフォーマンスは高い。花が付いているものを買ってくれば間違いはないのだが、間違いがないのは、やはりつまらない。でも、間違えたくない。種から育ててみたい。という葛藤があるうちが面白いのだろうな。ああ、苗を買ってくればいいや、とめんどくさくなると、面白くなくなってしまうのだろうな。
 ゴデチャが結構繁りまくってきた。家の脇に移植してほったらかしにしているものと、ベランダで手間をかけているものの発育を比べると、明らかにベランダで育てている方が大きくなっている。ちゃんと水をやっているくらいの手間なのだが、それでもこれだけ差が付くのか、と思う。ルピナスペチュニア、天人菊は、なかなかまだ大きくならない。いくら暖冬とは言え、まだ二月だから、もう少し時間が必要なのかもしれない。
 すっかり暖冬なので、早めの方が良いだろう、と理屈をつけて(実はカタログを見ていると我慢できなかったのだが。)、タキイネット通販で、春蒔きの種を買い込んでしまった。ネットのカタログを見ながらだと、一頁一頁開くのが結構大変なので、カタログを送ってもらってそれを観ながら選ぶ方が楽チンである。ボケッとカタログ見ているのって楽しいし。で、こんなに買ってしまった。

ひまわり 大輪一重咲 黄色:1L
松葉牡丹 終日咲 混合:2袋
朝顔 平安 (花タネ)セット:1組
コスモス センセーション 混合:20ML
ペチュニア F1 ロンド混合:2袋
インパF1テンポ混合:1袋

 千円で1リットル、というスケール感につられて、山ほどひまわりの種を買い込んでしまった。さて、これをどこに植えたものか。家の周りに植えまくるつもりだが、それでも埋めきれる訳はないので、家の近所とかいろんな所にこっそり勝手に植えまくってしまおうか、と思っている。『点は爆発する』(早川義男)のだ。なんだか、時限爆弾を仕掛けるみたいで、ひまわりテロとでも言えばよいのだろうか、ちょっとドキドキする。