ロンドン旅行記(2):Big Ben 〜バッキンガム宮殿〜セント・ジェームズ・パーク〜ウェストミンスター寺院〜テート・ミュージアム〜チャイナタウン

グーグルマップ:Google マップ
公式サイト:Highlights of Buckingham Palace
2009-05-03 - golgo139:用件を聞こう……。

 London Eyeを見た後、バッキンガム宮殿の衛兵交代を見物に行く。

 テムズ川を南に歩き、Westminster橋を渡り、ビッグ・ベンのある国会議事堂を左に見ながら、まっすぐセント・ジェームス公園を右手に眺めながらBirdcage Walkを歩いていく。衛兵交代は一日一回11時半頃らしい。これも、見たい人はちゃんと時間をチェックしておいた方が良いでしょう。間に合うかなあ、と結構急いでいたのだけれど、道の左に人だかりが。


ここに詰め所があるんですね。ここで整列して、交代に向かうようです。

さあ、出発しました。それにしても、あのでかい帽子が並んで歩いていると、まるでマッチ棒の行進です(笑)。こちらもついて行きます。

バッキンガム宮殿の前は、さすが世界的な観光名所で、すごい人だかりです。



もう、なかなか身動きできないくらいです。プープーやっている音だけしか聞こえません。なので、詰め所の辺りの方が衛兵をじっくり見ること出来たかな、と思います。

交通整理は馬に乗った人がやっています。まあ、観光客的には嬉しいですが、実用的なんでしょうか?後で、このお馬さんの落とし物も沢山道路に落っこっていました・・・。馬の後は、要注意です。しばらくすると、今度は交代した衛兵が出てきます。

まあ、そんなに面白いものじゃないですけど、まあ、観光らしいことをしたかな、という気分にはなれます。

この後、バッキンガム宮殿の前にあるセント・ジェームズ・パークを抜けて、テムズ沿いに戻ります。途中、園内の売店でサンドイッチを食べました。



春の花が咲き乱れていました。こちらのチューリップはやたら背が高いので、驚きました。それから、ムスカリとかブルー・ベルとか、青い花が多いですね。なかなかの壮観です。


動物もいっぱいいます。リスは足が速いので、何かを食べているところでないと、なかなか写真を撮れません。人慣れしてはいます。

みんなのんびりしています。

国会議事堂に戻りました。スリランカの人たちがデモをしています。植民地の影響というのはまだ色々あるんだなあ、と思いました。



その向かいにあるのが、ウェストミンスター寺院。国会議事堂と同じようなデザインで、やっぱり超ゴシックです。ゴスです。個人的には、グロテスクだなあ、と思い、好きにはなれませんが、きれいなのは事実です。それにしても、イギリスはどこに行ってもCCTVで監視されていますな。



もう締まっていたので、中は見ることが出来ませんでしたが、しっかり売店は営業していました。この後、川沿いにテート・ミュージアムに向かいます。

テート・ミュージアムに着く頃には、結構へろへろになってました。

http://www.tate.org.uk/



まず、カフェで一服です。美術館のカフェは値段も良心的で、味にも外れがないのではないでしょうか。ナッツのタルト、おいしかったです。

テート・ミュージアムを見終わった後は、地下鉄に向かいましたが、週末は工事で運転していない!バスに乗れ!と言われ、バスでヴィクトリア駅まで行きました。そこで、スタバでまた一休み。



結局、チャイナタウンに行き、中華を食べました。

http://www.chinatownchinese.co.uk/





本当に世界中どこに行ってもチャイナタウンというのはありますな。中華には大きな外れはないし、まずくても食べられます。ここは一皿いくら、と言う会計システムなので安心ですし、大きなテーブルが並んでいるスタイルなので、お一人様的にも入りやすかったです。やはり、困ったときは中華です。
 以上、ロンドン2日目(1日目は着いて、リゾット食って寝ただけ)でした。

ロンドン旅行記(1):London Eye

グーグルマップ:ログイン - Google アカウント
公式サイト:The London Eye: The Official Website - London Eye
Wikipediaロンドン・アイ - Wikipedia
トラファルガー広場〜ロンドンアイ〜バッキンガム宮殿〜セント・ジェームス・パーク〜ウエストミンスター寺院〜テート・ギャラリー〜チャイナ・タウン(5月5日更新) - golgo139:用件を聞こう……。

 21世紀と共に登場した世界一の大観覧車「ロンドン・アイ」(直径135mはシンガポールの直径150mの観覧車に抜かれたらしいけど、シンガポールで何が見えるというのか?)。高いところは苦手なのだけれど、やはり一度は上ってみたいし、まずは街の全貌を把握しよう!と登ってきました。朝一だったので、そんなに待たずに乗ること出来ました。やはり、一度は乗らないと。17ポンドは高いな、とは思いますが。


 さあ、見えてきました、ロンドン・アイ。トラファルガー広場から歩いてもすぐです。テムズ川を渡れば、すぐそこ。チケットは隣のビルの1Fで買います。

 いよいよ、乗り込みます。

 車椅子の人がいなければ、静止しません。

 上を見るだけで、くらくらします。

 下を見ても、もうくらくらします。

 北東。テムズ川の向こうが北岸です。

 北西。大英博物館とか、市街の中心地はこっち。

 南東。国防省首相官邸、外務省、大蔵省、国会議事堂(ビッグ・ベン)がこの辺には密集しています。

 南。国会議事堂(ビッグ・ベン)です。


 隣を見るとやっぱり、くらくらします。遮るものがないので、むき出しでよく見えます。


 中はこんな感じです。

 こうして、外から見ると、あれに乗ったのか?!と唖然とします。1周30分はあっという間でした。
 ここのちょっと東側がWaterloo駅。最も美しいポップ・ソングの一つとも言われる、かの有名なThe Kinksの"Waterloo Sunset"は、レイ・デイヴィスが子供の頃この辺の病院に入院してたときのことを歌った歌らしいですが、近くにナイチンゲール博物館とビッグ・ベンの向かいに大きな病院があったので、ひょっとするとそこなのかもしれません。でも、テムズ川の南は、少なくとも川岸は完全に金融街として再開発されてしまって、庶民的な雰囲気なんか微塵も無くなってしまっていました・・・。でも、ここからの眺めは、やはりロンドン随一ではないでしょうか。まあ、レイ・デイヴィスがあの曲を書いたときにも、ビッグ・ベンやら国会議事堂やらウエストミンスター寺院なんかはちゃんとあったんですよね。でも、そのテムズ川の北岸については、彼は一言もあの曲の中で触れていないんですよね(笑)。エスタブリッシュメントな北岸には背を向けて、南向きの窓から見えるWaterloo駅周辺の庶民の町を毎日眺めるんだ、と彼は歌う訳です。テムズ川は見るけど、国会議事堂やビッグベンなんか、知ったことかと言外にいっている訳です。この歌の中に出てくる恋人同士のTerryとJulieも川のこっち側で毎週金曜日にほっとして会う訳です。つまり、レイ・デイヴィスは、徹底してテムズ川の北側に背を向けて、南岸に目を向ける立場を取っているんですね。やっぱり、実際に行ってみないと、こういうのは分からないですね。深読みかもしれないけど、やっぱり面白いです。
 地下鉄の広告で、近々あるロンドンのイベントで彼のライブがあるというのを見かけましたが、やっぱりロンドンっ子に愛されているんだろうなあ、と思います。

"Waterloo Sunset" The Kinks
Dirty old river, must you keep rolling
Flowing into the night
People so busy, makes me feel dizzy
Taxi light shines so bright
But I don't need no friends
As long as I gaze on Waterloo sunset
I am in paradise

Every day I look at the world from my window
But chilly, chilly is the evening time
Waterloo sunset's fine

Terry meets Julie, Waterloo station
Every friday night
But I am so lazy, dont want to wander
I stay at home at night
But I don't feel afraid
As long as I gaze on Waterloo sunset
I am in paradise

Every day I look at the world from my window
But chilly, chilly is the evening time
Waterloo sunset's fine

Millions of people swarming like flies round Waterloo underground
But Terry and Julie cross over the river
Where they feel safe and sound
And they don't need no friends
As long as they gaze on waterloo sunset
They are in paradise

Waterloo sunset's fine

Something Else By

Something Else By

ロンドンから帰ってきました

 写真を整理しながら、しばらくたらたらとロンドン旅行記書こうと思う。でも、振り返ってみると、本当に面白そうなところにはまだまだ全然行っていないなあ、というのが実感。テート・モダンとか、ロンドン動物園とか、自然史博物館とか、科学博物館とか、マダム・タッソーろう人形館とか、ロンドンだけでも、まだまだ行ってみたいところあるしなあ。また行ってみたいもんです。
 それにしても、マスクをしてるのを見かけるのなんて日本だけだな。ロンドンでもニュースでは豚インフルエンザで大騒ぎしているけど、誰もマスクなんかしていない。良くも悪くも、自分だけは大丈夫、というのは、ある意味健全な感覚なのかもしれない。

今日、帰ります

 Heathrow空港の各航空会社への割り当てを整理しているとかで、地下鉄の車内の路線図の脇に、「どのターミナル使うのか、チェックしといてね」という文句が載っていたので、確認しようと思って、ホテルでWi-Fiにアクセス。ANAはターミナル3使用。£6だから、外でアクセスするのとコストは変わらないのか。こんなの、3年後にはタダになると思うけどな。ついでに、書いておいた分を更新。
 今日は、どうするかなあ〜。買い物するか、ナショナル・ミュージアムにでも行くか。パッキングして、荷物も預けなきゃなあ。ホテルに頼めば預かってくれるし、安心だけど、戻ってくるのも面倒だし。

@Heathrow Airport(5月8日更新)

 7時ごろおきて、ホテルでコンチネンタルの朝食を取り、部屋でインターネットでターミナルチェックしたりしてたらたらして、10時ごろチェックアウト。荷物はホテルに預けて、ナショナル・ギャラリーに行く。途中の本屋を冷やかしながら、歩いていく。道草を散々食って、10時半くらいに入館。ここも入場料はなくて、1,2ポンド寄付してくれ、という方式。入り口の脇で音声ガイドを借りる。ここも3.5ポンド寄付してね、というルール。その代わり、パスポートを預けさせられる。寄付したんだからいいじゃん。失くしたらどうすんの?他の人と間違えたりしそうな気もするけど。絵の脇の番号を入力すれば、解説が聞ける仕組み。全部の絵に解説がついているわけではない。パンフに出ている24枚のみに解説がついている。
 1時ごろ一休みして、サンドイッチと白ワインをカフェでとる。
 結局、3/4くらいしか見ることできなかった。でも、レンブラントとか17世紀くらいまでの収蔵作品は見た。まあ、ルーブルとか、イタリアとかの美術館とは比べてはいけないけど、国立近代美術館とはさすがに格が違うというレベルなんだと思う。ダ・ヴィンチ聖母像の素描、とはいっても、これが論じ始めると、謎だらけの素描だという話は読んだことがある。そういう意味では、すごくマニアック。音声解説も、この絵の青の絵の具は当時金より高価だったとか、マニアックでオタクな解説が多い。なんか、この辺にこの美術館の性格が出ているような気がする。
 朝目星をつけておいた本をFOYLEの隣の本屋で買って、ホテルに戻り、15時半ちょっと前くらいに空港に向かう。17時くらいに空港に着き、チェックイン。窓側、通路側、両方埋まっていると言われる。手荷物検査も結構ちゃんとやっている。靴もチェックされる。

キュー・ガーデンズ(5月7日更新)

 朝、ホテルの前の家の窓掃除をしている。といっても、やたらと長いモップを使って4階の窓を地上から拭いている。変だ。
 今日はホテルでコンチネンタルの朝食を取ってみる。ハムにチーズ、フルーツ、トースト、ヨーグルト、紅茶。まあ、普通にうまい。久しぶりに牛乳を飲んだ。
 ゆっくりと10時くらいにホテルを出て、EmbarkmentでDistrict Lineに乗り換えて、Kew Gardenへ。平日でもあるので、おば(あ)さんが多い。年寄りばかりだ。
 駅で降りて、反対側に歩道橋で渡り、後はまっすぐ道一本。途中の家もきれいだ。隣駅のRichmondはピート・タウンゼントの家とか、ミック・ジャガーの元邸宅があるそうだが、ここも結構高級住宅街なのだろうか。
 王立キューガーデンは120ha以上の広さで、カートが走っている。まず、これに乗って一周。一日乗車券を運転手から買う。4ポンド。リストバンドが乗車券。途中で孔雀に出くわす。放し飼いにしているらしい。羽は広げていなかったけど、やはり、生だとどきどきする。バス停が8箇所もある。1周約40分。大体回ったところで、レストランのところに来たので、ここで降りて、昼飯にする。サーモンとポテト、にんじん、キャベツの皿。これと、ジンジャー・ビール。ジンジャー・ビールはアルコール分5%くらいで、殆ど炭酸飲料。でも、しょうがの味が渋くて、さわやか。イギリスっぽい。
 後で写真の抜粋やるけれど、とにかく広い。でも、ここは世界遺産にも指定されているそうだけれど、基本的には研究所。世界中の植物の遺伝子をとにかく集めているそうだ。なので、あまり見世物的な見栄えを第一にはしていない硬派な植物園だ。でも、さすがに美しい。そして、呆然とするほど広い。もらったパンフレットに書いてある現在の見所を集中的に攻めることにする。
 温室にはイグアナが放し飼いになっていた。すぐ近くで写真も撮った。
 それから、トイレもそんなにあちこちにない。温室にすらない。従って、地図を良く見て、行動しないと大変だ。
 途中で気がついたけど、英国式庭園なので、キーポイントからキーポイントを見晴らせるような一直線のどこまでも見晴らせるラインがある。それに気がついてから地図が見やすくなったし、面白くなった。これだけ広いと、そのラインに立つと、ものすごく気持ちよくて、感動すら覚えた。
 温室回って、入り口に戻ったところでお茶にする。スコーンを紙皿ごと風に吹き飛ばされる。これをちぎって投げると、鳩が寄ってくる。後で使おうと思い、ナプキンに包みポケットへ。
 メインの温室は年季が入っているけど、建築物としてかっこいい。ここから、第一のポイント、ツツジの園を目指す。そして、橋を渡り、ブルーベルへ。途中木の根の下を掘ったトンネルがあって、いきなり子供が木の下から出てきて驚いた。シェークスピアの世界が目の前にある。メルヘンの世界、と言いたくなるが、それは本末転倒で、これを見てメルヘンが書かれているのである。
 ブルーベルを見終わって、バスの停車ポイントまで戻る。しばらく待っていれば来るだろうと思い、スコーンで鴨の親子を手なずけて写真を取る。雛、かわいすぎる。色が黄色いんだ、これが。スコーンを持ってきて良かった。
 なかなか、バスが来ないので停車位置のプレートを良く見ると、終電はもうとっくに出ている。時は5時45分。閉館は6時30分だ。門までは2kmくらいある。まあ、大丈夫だとは思ったが、みやげ物も買いたかったので、帰り道を急ぐ。園内放送とか、一切ない。多分、毎日10人くらいは、閉館後も園内に取り残されているのではないか。
 ポイントを確認しながら、入り口に戻り売店へ。後5分で閉店だから、早くしろ、とせかされる。こういうのだけ、時間が正確だ。園芸用エプロンを買う。
 さすがにのどが渇いたので、駅前でギネス。まだ飲んでいなかった。Paul Wellerの曲がかかっている。ビールがますますうまい。Leiscesterまで戻り、Foyleを覗く。向かいはBORDERS。欲しいものもないし、疲れたので、何も買わなかった。
 ホテルに戻り、近くのインド料理屋へ。チキンカレーとナン、ビール。戻って、少し転寝。シャワー浴びて、髪が乾くのを待ちながら、ここまで書いた。さあ、寝よう。2時近くなってしまった。明日は荷物もまとめなければ。

忌野清志郎さんの御冥福をお祈り申し上げます

 ホテルの近くのスタバでネットブックからT-mobileWiFiアクセスを試してみようと、書き溜めた分をアップし足りしているうちに、忌野清志郎さんが亡くなられたことを知った。ショック・・・。旅先って、何かこういうおかしなことが起こるものなんだな・・・。何もなかったふりをしていよう。きっと、インターネット上のデマに違いない。日本に帰れば、そんなことはなかったということになっているはずだ。これは、ロンドンのデマに違いない・・・。