浅草サンバカーニバル

http://www.asakusa-samba.jp/top.htm
 浅草のサンバカーニバル見物してきました。すごく込み合っていました。なかなか後ろからはパレードが見えず、もう仕方ないので、デジカメを掲げてモニターで見ていました。うちに帰ってから、ゆっくり写真で見よう・・・。


 という訳で、行って参りました。とにかく混んでいました。16時前くらいにパレード会場に着いたんだと思う。HP見たら、13:30〜18:00なので、まあ、全部見ても2時間くらいで、2回くらい同じもの繰り返しているんだろうなあ、くらいに思っていたんですが、とんでもないです。一つのグループが通過するのに15分以上かかっているんじゃないでしょうか。全部見ようと思ったら、最初から最後まで見なければいけないようです。
 一体、なんで、こんなサンバのカーニバルが突然日本に出現してしまうのか(笑)?公式HPのリンク見ると、出場チームのリンクがあるんですよ。突然湧いてくる訳じゃなくて、ちゃんとチームがあって、リーグが出来ているし、S1とS2ということは、どうもランクまで付いているらしい。しかも、どうも、こういうコンテスト形式をしているのは、ブラジルと浅草だけって(笑)!大体、なんで浅草でサンバなのか?と言うと、HPによれば伴淳三郎絡みらしい。日本が本来持っている、ごった煮、キャパの大きさ、節操の無さの素晴らしさ。思想と宗教がなければ、何だって出来るんだよ!本当に。これって、日本の最大の強みかもしれんな。
 パレードのルートは、浅草の東部浅草駅を出発して、雷門通りを国際通りまで進むというルートで、1kmないくらい。とは言っても、どこかでポイント固定してみるしかないような混み具合です。その混みようにも拘わらず、車道脇には椅子が設けられていて、ゆったり楽しめるようになっています。要は、一見さんには閾があるんですね。基本的には、浅草商店街の地元のイベントなのかなあ、と思いました。HP見ると、サポーターになれば、あのシートをゲットできるみたいだ。でも、そこまで調べるのって、閾高いよ。来年に向けてちょっと闘志が湧いてきています(笑)。
 でも、やっぱり、このサンバのサークル自体が不思議だ。サークルと言っても、学生主体には到底見えないし、肝の踊り子さんも素人離れしている。なんか、山っ気のあるリーダーが、近所のスナックのお姉ちゃんに声をかけ、友達を巻き込み、ひいては子供や家族まで巻き込み、なんか楽しく自営業ライフを満喫している姿が浮かんでくる。このサンバチームの話を取材すると、きっと、濃いドキュメンタリーとか、マンガが描けちゃうよ。
「俺たち、実はサンバチームやっててさあ、浅草目指して練習していて、今日はその練習の後なんだよ。」
「ぇ〜!ホント?すご〜い!サンバって、あの?」
「そう、ニュースかなんかで見たことない?」
「見たことありますよ〜。でも、あれ、露出すごいでしょ〜?」
「うん、すごいよ、じゃないとサンバじゃないから。でも、実際見てみると分かるけど、化粧もすごいし、一瞬で通り過ぎちゃうから、かえって覚えていないんだよねえ。」
「ああ、それはあるかも。」
「一度、見に来てみない?」
「ぇ〜、本当?いやだ〜、でも、おもしろそ〜!」
みたいな感じなんですかね(笑)?うわあ、おやじ、楽しそ〜。
 きっと、色々濃いドラマがあるんだろうな。
「何で、あの子があのポジションなの?褌5年のあたしには納得できないわ。ひょっとして、リーダー、・・・?」
「ぇ〜、私、これは露出NGです!(しくしく)」
「いや、まあ、これもつきあいだからさ、そう言うなよ、お前。あの女とは何にもないって(汗)。そうだ、ペケ子、今年は6歳だから、太鼓隊やってみるか?」
なんて、ドラマが色々あるんだろーな、子供じゃなくて、大人のすることだから。



 軽くやばいどころではないお姉さんも、御愛敬です。お祭りですから。


 それぞれのチームごとにテーマがあるんですね。このチームはお菓子の国?








 このチームはアマゾネスですね。




 このチームはゴス?




 いよいよ、大トリです。







 2時間くらいしか見てませんでしたが、それでも堪能しました。本当に見ようと思ったら、あの椅子席をゲットするか、脚立来持って行かないと、よく見えないです。竿の先にカメラつけている人も結構いました。合羽橋辺りで脚立調達していくというのもアリかも。こうして写真見ていると、ああ、こういう感じだったのか、へー、こうなってたんだ、みたいな感じです。
 大体、どのチームもパターンがあるんですね。最初にチームのテーマが分かる山車があって、その前後を派手なお姉さんが固める。その次に子供とか鼓笛とか、大勢の固まりがあって、真ん中辺りに楽団というか、大きなスピーカーを仕込んだトラックがあって、それが音の中心。で、その後、また見せ場があって、最後にまたド派手な山車が最後尾をしめる、というのが、基本的な構成みたいです。山車−PA車−山車の周囲を、ダンサー、楽隊、出し物が固める、という形になっています。一チーム何人くらいいるんだろう?すごい人数です。1チーム150人くらいらしい

 パレード終了後、仲見世から浅草寺をブラブラしましたが、パレードの出演者もそのままの衣装でブラブラしてました(笑)。目立つと言うより、異次元(笑)。なんか、夕暮れと共に非日常と日常の境目が開いて、異次元さんたちは闇の中の異次元に消えていきました・・・。また、来年お会いしましょう・・・。

 いつもの雷おこしとお土産に人形焼き、「無敵」の字が躍るポシェットを土産物屋で買って、ウナギ食べて帰りました。松屋の隣のカウンターの鰻屋、鰻重700円、激安でした。国産ではないと思いますが、大きいし、美味かったです。浅草行ったら、また食べに行こう。

浅草の風: 08月 浅草サンバカーニバル