ゴミ箱を捨てるな

 最近、街角でゴミ箱が減っている。ゴミ箱を置けば、ゴミをまとめて出さなければいけないので、手間もかかるし、人件費やコストもかかる。だから、ゴミ箱を置かなくなっているのだと思う。
 それで、町中がゴミだらけにならないのが、日本のすごいところだ。ゴミだらけになれば、ゴミ箱を置いた方が掃除が楽だということになるのだが。でも、本当に邪魔なゴミが外出中に出てしまったときは、いつも困ることになる。ゴミを持ってうろうろしなければいけない。まあ、モラルと一緒にポイ捨てしてしまえばいいのだが。町中にゴミが転がっているくらいの世の中の方が、自然だし、風通しが良いような気もする。
 街頭の灰皿も日に日に減っているし、よく行くところの喫煙スポットはすっかり頭に入ってしまっているが、日に日に減っている。ああ、ここもなくなったのか、と途方に暮れることもしょっちゅうだ。
 なんか、こういう日常の端々に息苦しさを感じる今日この頃。