「シャイン・ア・ライト」:監督 マーティン・スコッセージ

第一眼就看错,论一见钟情,爱情故事—

 やっと見てきました。さすがに、もう良いかなと言いつつも、見れば興奮するんだろうな、とは分かっていましたが、やっぱり、大興奮です。
 ジャック・ホワイトは緊張/はにかみ気味でした。バディ・ガイは貫禄です。クリスティーナ・アギレナは大した玉です。ミック・ジャガーは本当にかわいいです。萌えまくりです。あのへそがちらちらするサイズのTシャツ、格好良すぎます。皇帝という感じです。キングです。呼んだ顔ぶれも、全部、ミック・ジャガーが選んでいるのがバレバレ。「ばりばりの若いブルース出来る奴、じゃ、ジャック・ホワイトだな、まあ、いつもの重鎮で今元気なのも一人、バディ・ガイ、いいだろ、後、若くてかわいいオンナの子な、ばりばり歌えるの、うん、アギレナちゃんだろ」と決めたんだろうね。ミック・ジャガーは、ちゃんと良く今の音楽聞いているんだろうな。他の連中は聞いてないだろうな。で、一緒にやって、これが良い、というのがまたすごい。
 やはり、ミック・ジャガーが完全にストーンズを仕切っていて、そこはやらせておくから、俺は俺で勝手に楽しむからな、というのがキース・リチャーズの今のバンドの中のポジションなんだ、というのが良く分かった。やっぱり、ソロをやって、めんどくさいことするのは俺は嫌だ、と分かったよ、ミックに指図されるのは面白くねえけどよ〜、まあ、あいつそういうの好きだからやらせとけよ、おれはロンとやりたいようにするけどよ〜、みたいな感じなんでしょう。ギター2人が、遅れたり、走ったり、というのは、ストーンズの場合、仕様ですが、それでも動じないくらい、サポート・ミュージシャンもがっちり音が固まっているし。
 考えてみると、ストーンズって、今始めて王様のポジション取ったのかもしれない。ビートルズもいないし、色々な流行とか、パンクとか、自分たちの低迷とか内紛とか、そう言うのを、やっと全部今乗り越えてここにいるんだなあ、という感じ。
 スコッセージは、ミックに完全に舐められてましたね。金をかけて、カメラ何台も置いて後で編集するしかないだろう?準備なんて、お前が出来ることはないんだよ、どうせ、俺たち次第なんだし、まあ、スコッセージだったら、俺たちの映画撮らせてやっても良いか、くらいの感じでしょう。あの最初のドタバタは、分かっていて、やっているんでしょうね、スコッセージも。セットリスト貰ったって、どうせ、何も出来ることはないんだし。
 それで、彼も考えて、クリントンを呼んできたり、きれいどころそろえたりしたんでしょうね。ショーの冒頭で、ストーンズを紹介するのが、クリントン前大統領というのが、ぶったまげました。まあ、呼べば来そうだし、これがこの映画に対するスコッセージの最大の貢献かもしれません。それと、ステージ最前列は見事に美人並べてましたね。あれはモデルさんかなんかなんでしょうか。絶対、どこかのモデルクラブかなんかに声かけたんでしょうね。で、多分、ギャラなんか、クリントンにもモデルにも払ってないんだろうな。クリントンなんか、ヒラリー含めて、一族郎等30人位連れてきてたし、これでスコッセージが手を打ったんだろうな。
 スタジアムではなくて、劇場で、しかも映画を撮ること前提のステージなので、カメラもセットしやすいのか、通常のライブ映像と比べると、やはり、アップは多かったかな。普通のライブ映像に比べると、逆に引いた映像がなくて、良い絵ばかりで、確かに完成度は高い。やっぱり、もう1回くらい劇場で見たいな、これは。完成度高いし、何回でも見れるので、DVDも出たら買うだろうな。