「町でうわさの天狗の子」(1)、(2) : 岩本 ナオ

町でうわさの天狗の子 1 (フラワーコミックスアルファ)

町でうわさの天狗の子 2 (フラワーコミックスアルファ)

天狗を信仰する町、緑峰町。その町でうわさになっているのは、天狗の神様・康徳坊の一人娘、秋姫。実は秋姫は天狗と人間のハーフ。幼なじみの瞬からは、「早く天狗になる修行を始めろ」と言われ続ける日々だが、今、秋姫の頭の中は同級生のタケル君のことでいっぱいで……。

町でうわさの天狗の子 - Wikipedia
　これも面白い。主人公の女の子に変な属性があって、というのは、まあ、お約束のパターンですが、天狗はないだろう、天狗は（笑）。畦に片輪落としたトラックをひょいって（笑）。いくら年上好きでも、４５０歳上の天狗というのは、どうなのか、秋姫の母ちゃん。まあ、これが天狗じゃなくて、お寺とか神社くらいだったら、良くある話だが、天狗というのは参った。それが周囲に実にホンワカと溶け込んでいるのが、また、なんか幸せ。所謂少女マンガのラブコメの世界観というのは、「ホンワカと毎日幸せで、ちょっとドキドキ」みたいな多幸感というか、全て現実を忘れて逃避できる妄想空間をいかに作るか、ってことなんだろうけど、これはそういう意味では、最強です。笑えて、はまれます。