"100 Greatest Singers of All Time" Rolling Stone

Cover story – Rolling Stone

1 Aretha Franklin by Mary J. Blige
2 Ray Charles by Billy Joel
3 Elvis Presley by Robert Plant
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 米Rolling Stone誌が評論家やミュージシャンの投票で選んだ100人。推薦者のコメントがなかなか面白い。ミック・ジャガーについて、レニー・クラヴィッツが、バハマにツアーの途中で一緒に遊びに行ったときも、夜トレーニングを欠かさなかった話とか、あの人がこの人をどう考えているのか、語り手と語られる対象、両方の面白さがあって、じっくり読み始めると一晩つぶれそうだ。ミュージシャン手書きの投票用紙も出ている。
Music Pictures – Rolling Stone
キース・リチャーズの20人には、第20位が自分で、ミック・ジャガーは入っていない(爆笑)。

 まあ、お遊び的なものではあるけど、こうしてランキングをすると、いろいろなものが聞きたくなってくる。Cultureというのは、cultivateが語源で、つまり耕すと言うことで、こうやって耕すと、大地に新しい空気が吹き込まれる。そういうのが、やっぱり、欧米はうまいな、と思う。

"Elvis Presley by Robert Plant"
 エルビス・プレスリーとZeppelinが70年代の初めに対談をしたことがあったらしい。そこで、ジミー・ペイジが「俺たち、サウンドチェックなんてやったことないんだけどお、するなら絶対エルビスの曲やりたいなあ」と冗談を言うと、プレスリーロバート・プラントに「じゃあ、やるなら、何歌う?」と聞くので、プラントは"Love Me"と答えたんだそうだ。対談を終えて部屋を出ると、彼らを見送りながらプレスリーがドアの所で"Love Me"を歌い出したんだそうだ。それを聞いて、プラント達は踵を返して、プレスリーの所に駆け寄り、一緒に歌ったんだそうだ。
 なあんて、たわいもない爺の昔話なんだけど、でも35年前のエネルギーにあふれていた今の若手バンドみたいなZeppelinの姿が目に浮かぶ。プレスリー、格好良すぎる。