荒俣宏の裏・世界遺産1 水木しげる、最奥のニューギニア探険 (角川文庫―荒俣宏の裏・世界遺産)

 読了。水木しげる先生の妖怪三大理論。

  1. 妖怪は無理やり見ないと見えない
  2. 妖怪はずるくて、スケベで、弱い
  3. 妖怪がいる世界は、幸福である

 無理やり見ようとしても、普通見えないですが、見えるのが大先生のすごいところかと。ある意味、妖怪に近づかれていると言えるのかも。弱いと見切る当たりも、さすが。最後がやたらと文明論的に深い。
 面白かったところ。

  1. ニューギニアの人は視力5.0で聴覚も忍者並み。ヘリコプターの音が聞こえる!と言い出してから、10分くらいすると、ほんとに飛んでくるのが見える。
  2. 呪術師養成学校みたいなのがあって、卒業試験で身内を呪い殺さなければいけない。
  3. 嫁を貰うための贈り物の相場は、巨乳だと豚3匹、貧乳だと1匹。

 もう、そうなんだから仕方ないとしか言いようがない、これは。