ゴルゴ13 (146): さいとう たかを

ゴルゴ13 (146) いにしえの法に拠りて (SPコミックス)

　「いにしえの法によりて」はレーザー兵器の話。レーガンのころはミサイルを高出力レーザーで打ち落とすなんて馬鹿な話をしていたけれど、そんな高出力のレーザーなんか結局作れる訳がない。今流行は、人に向けてレーザーを打ち、視力を奪うというレーザー兵器。そのレーザー銃で視力に一時的なダメージを受けたゴルゴ１３の復讐は？という話。国際条約にまで影響を与えようとする、このゴルゴ１３の戦略的謀略はすごいな。
　「ヴィレッジ・ジャック」は小品か。こういうストレートな話もたまには新鮮。
　「ブーメランをもつ女」は、久々にカルト感のある作品。久しぶりにゴルゴ１３のセックスシーンが。ゴルゴ１３、マグロです（笑）。笑えた。