サマーソニック2007 2日目

 一日経ってみると、この暑い中どうやって昨日は動き回っていたんだ?と不思議でならない。お盆休み取っておいて良かった〜。とは言っても、筋肉痛、日焼けの痛み、等は全然なく、若干の胃もたれ感。飲んで食ってばかりだった、という事実が歴然と示されてる。ペース配分気にして、アクセルを入れるタイミングを見失ったような気もしないではない。

  • The Twang

 朝一だったんだけど、このバンドはすごく良かった。特長はツインボーカル。後はギター、ベース、ボーカルのシンプルな構成。ラップっぽいというほどラップっぽくないけど、二人で早口で唄いまくり踊りまくる。フロントマンが2人いるとやっぱり盛り上げる。ギターのきらきら感とか、熱く歌い上げる歌い方とか、U2を若くしてちょっとラップっぽくしたみたいでで、曲も良いし、なんといってもこの全力疾走感がたまらない。なんか、男気を感じさせる。御客もかなり盛り上がっていた。途中で、"Hold One Second!"といって、ステージ脇のスタッフに"Wonderfulって、日本語でなんて言うんだよ?"と聴きに行って、「そーか、スバラシイ!スバラシイ!」と叫びまくってたのが、何とも言えず新人バンドらしくて初々しかった。やっぱり、思わずこういう行動が出るのが、人間性だよな。このバンドは大きくなりそうな気がするな。イギリスでも売れてるみたいだし。「今日はUKデーだけど、最後のアークティックモンキーズまで楽しんでってくれ〜!」と言ってたけど、なんか、これ午前中に聴いちゃうのってもったいないな、と思うくらい。こういう素直で誠実な性格というのが好感。気に入ったので、CD買います。




Wide Awake

Wide Awake

  • The Noisettes

 3曲くらい聞いた。ベースとボーカルのお姉ちゃんの暴れっぷり、弾けっぷりが半端ではなく大迫力。

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ホワッツ・ザ・タイム・ミスター・ウルフ?

ホワッツ・ザ・タイム・ミスター・ウルフ?

 泣く泣くアイランドのNoisettesを抜けて、隣のソニックへ移動。御客がびっちり入っていたので驚いた。もう、最初から最後まで、これが最後の曲ではないかというくらいの盛り上がりっぷり。すごかった。これは、白人版のゴスペル・ロック・オーケストラと言っちゃえばいいんだと思う。最初はみんな黒い衣装だったんだけど、途中でみんな引っ込んで、えっ、もうお終いと思ったら、トレードマークの白装束、つうか、ドリフの少年少女合唱団のあれですね(古いな、これ)、で再登場。そこから、また盛り上がること盛り上がること。もう、フェスで盛り上がりたくてたまらない状態の御客相手だと、これは所謂ダボハゼですよ、釣れる、釣れる。御客の盛り上がりも凄いんだけど、ステージの上はもう大人数で一杯なのに、全員飛び跳ねまくるもんだから、もう凄い騒ぎ。
 これで盛り上がった人は、一度、黒人のゴスペルというのも見てみるといいんではないのかな。ここんとこ毎年年末になるとやってくる「ハーレム・ゴスペル・クワイァ」は一見の価値あると思う。と言っていたら、来日スケジュールも決まったようだ。
http://www.tate.jp/gospel2007.html



ザ・フラジャイル・アーミー

ザ・フラジャイル・アーミー

 暑い中、メッセからスタジアムへ。死の行軍、シルクロードアラビアのロレンス、などと、文句たらたら考えながら、目の前のマリーンズ・スタジアムへたどり着くために、日の照りつける中、迂回路を辿る。これは心理的には拷問だよ。
 で、たどり着いて、フラテリス。なんか、このバンドって、ポップなんだけどレトロな雰囲気を狙った曲の癖が強くて、ちょっとその辺が個人的には何となくなじめないとこもあったんだけど、ライブで聴くとやっぱり良い。素直に盛り上がった。
 ヒヤロンミニをここで投入。頭の上にのせて、麦わら帽子の中に入れてたんだけど、ステージが終わったらただの液体だった。1ヒヤロンミニの効力は1ステージ。



コステロ・ミュージック

コステロ・ミュージック

  • Jose Gonzalez

 ビーチへ移動。御客はあんまり入っていなくて、すぐ近くまで簡単にいけた。この時間、この音。雰囲気も音も最高だった。アコギとパーカッション、キーボードのシンプルな構成。キーボードは日本人の女性だった。シャボン玉飛ばしてた人、GJ。夏の午後、海辺。余りにはまりすぎ。かき氷とラムコーク。最近、毎朝これを目覚ましにしてるんだけど、気持ちよすぎて起きる気がしなくて困ってますwアルゼンチンからスエーデンに移民した二世だったっけ。ラテンのセクシーさと北欧の物静かな感じがあって、なんともいえず、静かに心動かされる。ラムコーク飲みながら水平線がきらきらしてるのを見てると、何とも言えなかった。



VENEER

VENEER

  • Ben Westbeech

 すっかり気持ちよくなってしまい、ビーチを立ち去れなくなって、ゴザエリアで一眠り。半分うとうとしながら聴いていて言うのもなんだけど、これも凄く良かった。ジャミロクワイみたいなクールなファンクっぽいのを、ちゃんとした今どきのジャズミュージシャンがやってるみたいな感じで、これも雰囲気最高だった。これもCD欲しいな。ここまで、あんまり脂っこいもの食わないようにしてたんだけど、思わず牛串とハイネッケンに手が伸びる。




Welcome to the Best Years of Your Life (BWOOD011CDL)

Welcome to the Best Years of Your Life (BWOOD011CDL)

 個人的には盛り上がらなかったんで、パス。

 アレックス君は結構気むずかしそうだし、まあ、平均年齢23歳だし、もっとこれから良くなるでしょうねえ。堂々とやってたなあとは思うけど、観客と呼吸が一体という感じはあまりしなかったし。本当はあんまりフェス向きではないかもなァ。あのちょっとひねたイギリス人っぽいとこが魅力な訳だし。今度は単独武道館あたりで見てみたい。ZEPPあたりでまたやってくれたら、涙出るけど。

01. This House is a Circus
02. Brianstorm
03. Still Take You Home
04. Dancing Shoes
05. From the Ritz to the Rubble
06. Fake Tales of San Francisco
07. Balaclava
08. Old Yellow Bricks
09. I Bet You Look Good on the Dancefloor
10. Fluorescent Adolescent
11. Teddy Picker
12. D is for Dangerous
13. Mardy Bum
14. Do Me a Favour
15. If You Were There, Beware
16. The View from the Afternoon
17. Leave Before the Lights Come On
18. When the Sun Goes Down
19. A Certain Romance

Favourite Worst Nightmare

Favourite Worst Nightmare

Whatever People Say I Am, That's What I'm Not

Whatever People Say I Am, That's What I'm Not