「ロック・フェスティバル」: 西田 浩

ロック・フェスティバル (新潮新書)

ロック・フェスティバル (新潮新書)

 読了。読売の新聞記者さんがまとめた日本の近年のロック・フェスティバルの歴史。フジロックサマソニが中心だけど、昔の話とか海外の話も一応出てくる。いかにも新聞記者さんの書いた新書という感じ。つまらないというほどではないけれど、職業病的な客観性というか、仕事で書いてんなあ、という感じ。馬鹿になりきっていないなあ。でも、新聞記者の間では、結構ユニークだとか、新聞では書けないところまで新書本なので突っ込めたということになるくらいの深さなんだと思う。そういう立場で書いた本があるのは悪いことではない。毎年ずっといっているような人は読む必要ないんだろうけど。最後にフジやサマソニの出演者のリストが乗っているのはある程度資料的な価値があるとは思うけど、来年はもう古くなっちゃう訳だし、ネットでいくらでも調べられるしなぁ。