Red Hot Chili Peppers@東京ドーム



 ジョン、すげー。なんだかジョンのソロでばかり盛り上がってたような気がする。あの糸を引く納豆のようなギターのフレーズに絡み取られて、どろどろになってしまった。レッチリと言うよりネッチリかと(うわ、おやじギャグっぽい)。ソロパートでフリートウッドマックの「ソング・バード」やったの、生で聞けて感動した。
 アンソニーのちょび髭も、ジョンのポロシャツも似合わねえー、というのが、キャラなので、可(なんだろうか?)。フリーのカッコの方が違和感なかったりする。なんて恐ろしいバンドなんだろう。ファーストフードのユニフォームかなんかみたいなチャドだけは安心感。統一しないことと、似合わないことが、彼らのドレスコードなんだよなあ。その割にファンの方がまあまともで、それっぽい感じだ。さすがに、あのカッコはマネ出来ないだろうなあ。
 演奏は2時間くらい。7時20分過ぎくらいに開始。開始前の音楽の流し方が地味。暗くなって、さりげなくメンバーが出てきて、ジャムり始めて、それが終わったところでアンソニー登場の流れ。アンコール一回。ステージも大きなモニターが4つとLEDの大型スクリーンくらいで、シンプル。とにかく演奏勝負という感じ。この辺さすがの貫録と自身。
 席は1階のバックネット裏の一塁側寄りで、1階の大体真ん中くらい。バックネットがかぶらなかったので、ステージはまあよく見えた。でも遠いToT。ステージ後ろから照明を水平打ちするので、ちょうど照明と被るアンソニーの位置よく分からないこと多かった。
 キーも落としたりなんかもたついたみたいな感じとか、テンポ落としたりしてた曲もあったし、なんかアンソニー、今一つだったような。まだ、完全じゃないんだろうか。ドーム始めてだと、やっぱりあの音って調子でないんだろうか。あれだけジャムが多いと、結構休めるというか、調子でないというか、出番が少ないというか。ジョンがあの路線で突っ走ると、ファンク・ヒップホップからプログレ色が濃くなって、何だか、バンドの色が微妙に変化しているような感じなのかな?
 ジョンもさることながら、フリーのベースはいいなあ。あのもごもごしたベースって言う楽器をこの人が弾いているって言うだけで、何だかいいんだよな。ろれつがまわっていなくて何言っているんだか分からないけど、すごく良いこと言っていることだけはなんか分かるジャンキー酔っぱらいみたいな。やっぱり、この人が空気を作ってます。トランペットをアンコールでちょっと吹いたけど、楽器は変わってもそんな感じ。楽器がどうでなくて、もう個性と自分らしさ。
 なんにせよ、十分、貫録を堪能したなあ。すごく、楽しかった。
 直筆セットリストはここで見れます。

Intro.
1. Can't Stop
2. Dani California
3. Scar Tissue
4. Charlie
5. Readymade
6. Throw Away Your Television
7. Blood Sugar Sex Magik

ジョンコーナー:
S.O.S. (ABBA cover)
Songbird (Fleetwood Mac cover)

8. Snow (Hey Oh)
9. Get On Top
10. C'mon Girl
11. Me & My Friend
12. Don't Forget Me
13. Tell Me Baby
14. Californication
15. By The Way

(アンコール)

  • Chad drum solo 〜 Flea trumpet solo -

16. Under The Bridge
17. Give It Away 〜 Band Jam