【著作権】とんでもない法案が審議されている:たけくまメモ

【著作権】とんでもない法案が審議されている: たけくまメモ

今の動きをかいつまんで書くなら、「著作権法非親告罪化」に向けた準備が政府機関によって進行しているいうことです。これまでも現在も、著作権侵害というものは「侵害されたと思う側」が民事裁判に提訴するなり、あるいは刑事告訴をしない限り逮捕することも裁判を起こすこともできない「親告罪」とされているわけです。

それが「非親告罪」ということになると、警察・司法が独自の判断で著作権侵害とみなした行為者を逮捕することができることになり、商業的な出版・放送・上演・演奏のみならず、コミケの二次創作・パロディ同人誌などにも深刻なダメージが加わる可能性があります。

著作権侵害は犯罪なのだから、警察が自主的に取り締まってもいいじゃないか」とお考えになる人もいるかもしれませんが、いったいなにが著作権侵害で、どこからがセーフなのかという判断は簡単にできることではありません。それこそ裁判などで、時間をかけてケース・バイ・ケースで判断されるべきものです。警察の自主的判断にゆだねることなど、あってはならないことだと俺は考えます。

 これは一時盛り上がっていたドラエモンの最終話の同人誌の売り上げとか、そういうところに端を発していると思うのだけれど、何で、警察がそんなこと訴える権利があるというのか、理解出来ない。そんなこと言ったら、音楽も映画も小説も何だってそうだ。警察に、何が侵害かどうかなんて、判断出来るのか?
 これは承服出来ないし、パロディの著作権の侵害なのではないか。でも、ネットでいくら騒いでも、リアルな世界の流れを押しとどめることができるんだろうか?何で、この人たちは、やればやるほど世の中を悪くすることしか考えられないんだろう?

もちろんまだ法案審議の初期段階であり、国会に具体的な法案が提出される気配は今のところないんですが、某新聞記者氏によれば国会に提出される段階でまず野党への根回しは済んでいるものだそうで、国会審議前に世論に問題提起するのが一番だそうです。

と、いうわけで、俺も著作権非親告罪化には断固反対の意を表明しておきます。

 私も断固反対。