ネット人格の裏表

 わが身を振り返ってみてもそうだが、2ちゃんねるに書き込むときと、ここに書き込むとき、どこかのBBSに書き込むとき、ついでに現実世界での会話は、ほとんど別人格だ。当然、社会人たる者TPOわきまえなければならないのだけれど、場の雰囲気が違うと、当然言うことが変わってくる。この場の雰囲気というのが、その場の提供している価値ということなのだろうなあ。
 そこには、当然匿名性の問題が関わってくる。2チャンネルの完全な匿名と、ブログのユーザIDレベルの匿名というのも、微妙な差がある。前者はほとんど誰が誰だかわからないが、ブログでは通常筆者は一貫しているからだ。読んでいる人にしてみれば、これを書いているのは誰だかわからないが(有名人ブログを除けば)、一人の人間が一貫して何かを述べているということはわかる。そこの信頼感が得られるかどうか、というのが、ブログの意味なのだなあ。