「告白的女優論」 監督:吉田喜重、1971年、製作:現代映画社、配給:日本ATG
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2005/01/26
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- 製作 : 吉田喜重 / 岡村精 / 勝亦純也 / 磯田啓二
- 脚本 : 吉田喜重 / 山田正弘
- 撮影 : 長谷川元吉
- 音楽 : 一柳慧
- 美術 : 朝倉摂
- 浅丘ルリ子 (海堂あき)
- 木村功 (能勢監督)
- 川津祐介 (高校教師)
- 岡田茉莉子 (一森笙子)
- 太地喜和子 (リエ)
- 三國連太郎 (マネージャー南川)
- 有馬稲子 (伊作万紀子)
- 月丘夢路 (万紀子の母)
- 細川俊之 (父であるべき人)
- 出演者が最初に一人ずつ出て、タイトルが最後に出るという構成が格好いい。映画前の映画、という仕掛けか。それにしても豪華なキャストだ。ただし、3人そろってのシーンは最後だけなんだけど。
- 女優という人に見られる立場の人間が語り出すとき、周囲の人間と主客・攻防が反転し、ガラガラと世界が崩れ、表と裏がひっくり返っていく、このおもしろさ、この華麗さ。
- 浅岡ルリ子様にあそこまでやらせるんだから、すごい。「エロス+虐殺」と「煉獄エロイカ」の後に、このキャストでこれを取ることができるというのは、撮影所で育った最後の世代の監督としての技量の高さあってのものだと思う。同時代の他の国内外の監督には、こんなに高い技術はなかったのではないか?逆に、それが彼がその後映画から遠ざかることにも繋がったのではないだろうか?
- 比較論とか映画史もいいけど、吉田喜重の映画に対して、そういう視点からオタの世迷い言を書き連ねる気がしないので、あんまり書くこと(書けること、だな)無いんだけど、本当に頭ガツンとやられる感じ。白刃を向けられているような、背筋を伸ばしてみることを求められるような、厳しい映画。
- 出版社/メーカー: 松竹
- 発売日: 2005/02/26
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- これ、どうしようかな。う〜ん。今なら、価格: ¥23,688 (税込)OFF: ¥5,922 (20%) か。「秋津温泉」見たいな。う〜ん。この全集って、これは松竹から出るんだ。へえ。