にほんごであそぼ

NHK にほんごであそぼ | Warner Music Japan
☆☆☆書きまくるトレーニング☆☆☆
http://web-box.jp/greentea/nihongodeasobo/mein.html

  • NHK教育 月〜金曜日 午前 8:00〜8:10(10分)午後 5:40〜5:50(再・10分)
  • これはすごいという噂を聞いて、スゴ録で取だめしたのをやっと見た。コニちゃん(KONISHIKI)、野村萬斎、など出演人も豪華。時々、こういう傑作幼児番組が話題になるけれど、特色は
    • 子供が聞いても分からないような文章が沢山出てくること
    • 方言が紹介されること
    • 和調の渋いデザイン
  • まず、尾崎紅葉とか若山牧水は言うに及ばず、漢籍までどんどん出てくる。下手すると、コニちゃんだけじゃなくこっちも聞いても分からなかったりする。野村萬斎狂言も、子供相手だから分かり易くというものではない。それから、方言が沢山取り上げられる。かってあった言葉、どこかにある聞いたこともないような日本語が、音とイメージとして10分間響き続けるのだ。グッドデザイン賞を受けた美術も、子供向けだけには渋すぎるくらいモダンな和テイスト。
  • 分からないものをまず、そのまま見せること、そのまま聞かせること、というのが、まず教育の第一歩という姿勢が偉い。子供を子供扱いしない。子供が喜びそうなものを見せるが、それは子供向けに書き換えられたものではないということ。分からなくても良いと割り切っていること。教えるのではなくて、経験させる、という姿勢。
  • そんな理屈は兎も角、何より面白い。コニちゃんが女の子に早口言葉でいじめられるのが何とも言えずおかしい。『庭には二羽、裏庭には二羽、鶏がいます、と3回言って御覧』、『お綾や親にお謝り、お綾や八百屋にお謝り、と3回言わなきゃおやつ食べちゃ駄目』。あのコニちゃんの衣装、貝殻はなんなのだろう?野村萬斎狂言も、狂言なんてまじめに見たことのない私でさえ、へえ、おもしろいな、と思うのだから、立派だと思う。
  • コニちゃんは幸せそうだけど、AKEBONOは明日もノックアウトかな?大変そうで、なんか可哀想で見ていられないな。見る方にそう思われたらお終いだよな。

CBSドキュメント

http://www.tbs.co.jp/program/cbsdocument.html
60 Minutes - Interviews, profiles, reports, episodes and 60 Minutes overtime from CBS News

  • これも9月頃から一杯たまってるよ、HDDの大掃除という感じ。昔からずっと好きな番組なのだが、日曜のド深夜番組なのでこれまでなかなか見ることができなかったが、スゴ録買ってから、番組登録したので毎週忘れずに(機械は忘れないっつうの)録画は出来るようになった。アメリカでも有名な硬派のドキュメンタリー番組"60 minutes"で、質問の切り込み方がぐさっと単刀直入で迫力がある。この前は誤った報道をしたという騒ぎもあったけど、基本的には信用出来る報道番組だと思いたい。イギリス人だから非常に客観的なピーター・バラカンさんのコメントも楽しみの一つ。
  • まず、ケネディ家の一族。コカイン中毒やアルコール中毒、事故死、と呪われた一族だが、NGOやパラオリンピックを通じて社会のために自分たちが出来ることを行ってきているのは立派だし、TVで見る限り好感の持てる人が多い。特に、アフリカへの募金活動を行っている彼は、軽くて明るくて好感という感じだったが、彼がアフリカへの募金活動を裏方として進めていて、U2のボノをブッシュに合わせて握手させているシーンにも出てくるのには驚いた。
  • それから、アメリカの核関連施設の安全管理。テストでは特殊部隊が半分以上警戒網を突破して、危険物質の奪取に成功しているそうだ。鍵を紛失しても3年間ほったらかしとか、問題提起した職員が首になったりとか、ひどい話が。あそこに出てきた研究所の一つに勤めている友人の顔を思い出すと、…。やばい、あり得る(笑)。9/11の被害者への補償金担当の弁護士の話も、なかなか興味深かった。人の命に値段を付けるのか?という重い話なのだが、誰かがやらなければいけない話ではある。ただ、今回は航空会社が訴訟されると潰れるから、という理由の超法規措置で議会で法案が通り基金が拠出されて、その配分を一手に任された弁護士のドキュメント。でも、ジャーナリストとしては、この法案の成立自体の経緯にも切り込んで欲しかった。