山田風太郎『地の果ての獄』

山田風太郎、『地の果ての獄』。これもイイ!北海道の監獄が舞台で、『警視庁草紙』や『幻燈辻馬車』とは、全然背景の趣が違うし、監獄の視点から書かれているのだが、時代の流れは続いている。ドク・ホリデイとか”西郷を撃った男”など、明らかに西部劇を意識している。