と言う意味では、ペドロ・コスタ監督『ヴァンダの部屋』も一脈通じるところがあるか。たまたま同じ日に読んだ&見た故の、偶然のなせるこじつけだが。あまりの撮影の鮮やかさ、演出とドキュメンタリーが一体となったかのような手捌き、あまりに見事で何か衝…
山田風太郎『警視庁草紙』読了。忍者帳シリーズと比べて、登場人物の哀感や共感が一層つのる世界。幕末の動乱は過ぎ、勝者は驕り敗者はうらぶれゆく、されど、未だ傷口は生々しく、血は固まるに至っていない。そんな近代への移行期を舞台に筆が冴えわたる。…
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