(2009年8月17日更新)袋田発まで

 もっと退屈して、もっとだらだらして、もっと本を読みたかったのだけど、貧乏症なのか、山に登ったり、土産物にはまったり、なんか、色々充実してしまった。
 よく眠れなかった上に早く目が覚めてしまったので、あきらめて、朝6時半から朝風呂。朝の露天風呂は気持ち良かった。朝から風呂に入ることなどまず無いので、なんだか、露出しているみたいで、妙にドキドキする。変な性癖に目覚めてしまいそうで怖いが、妙に気持ち良い。
 すっきりしたところで、朝食。大体、昨日と同じメニュー。でも、美味い。
 荷物をかたずけて、9時半くらいにチェックアウト。今回泊まった「思い出浪漫館」、非常に快適だった。また行きたいな。とても親切で、却って、「これって、やっぱり、一人で滝を見に来ている御客って、危ない、と思われているのかなあ・・・?」と一瞬頭をよぎるくらい(笑)。お勧めです。
 今日は郡山に御墓参りに行きますが、何せ、ローカル線なので、8時半、9時半、10時半という感じのダイヤ。てくてくと散歩がてら駅まで歩きました。歩いても15分弱かな。

 やっぱり、水が澄んでいます。魚が集まっているのが橋の上からもしっかり見えます。

 もうすぐ駅です。水郡線上りが通過していきました。

 なんか、絵に描いたような日本の田舎です。田舎って本当に良いなあ、と思いました。ペーパードライバーは生きていけませんが。そう思うと、なんか、ますます心惹かれます。


 踏切って絵になりますねえ。麦わら帽子を被って、新潮文庫夏の100冊を握りしめた蒼井優ちゃんが線路の上を走ってきたらどうしよう?と思いましたが、心配無用でした。
 時間もあったので、川岸に降りてみました。

 これ、何て言うトンボでしょう?近づくと、ちょっと先へ、近づくと、ちょっと先へ、まるで道案内をしているかのようです。

 間近に見る川はやはり水が澄んでいます。これが、本当は当たり前なんですね・・・。

 袋田駅へ。なお、Suica水郡線では通用しません。

 何もないということは、どれだけ贅沢なことなのでしょうか?夏休みだなあ、という思いが、五臓六腑に染み渡ります。

 ホームで電車を待ちます。7,8分遅れて運行していました。

 さあ、電車がやってきました。

 途中、大子辺りの風景は、見事でした。今度はあの辺の温泉にも行ってみたいです。この辺りは、良くも悪くも垢抜けない日本の田舎という感じで、すごく良い感じでした。田舎が変に売り物になっていなくて、そのまんま、という感じがとても良いです。