サマソニ2日目

見たもの:MANDO DIAO@マウンテン → EGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXX@マウンテン → JOAN JETT AND THE BLACKHEARTS@マウンテン → THE TING TINGSソニック → TOM TOM CLUB@ダンス → ELVIS COSTELLO AND THE IMPOSTERS@マウンテン → THE SPECIALS@マウンテン
食べたもの:シシケバブ、中トロ丼
飲んだもの:いっぱい


 今日もたらたらと2時過ぎに。まあ、いいじゃないの。
 まずは、生ビール1杯とりあえず手にして(ハイネッケンのシールがサーバーには貼ってあったけど、味は国産だろ)、途中から、MountainでMANDO DIAOスウェーデン出身というのは今知った。てっきりラテンアメリカかぶれのアメリカのバンドだと思ってみていた。外人のカップルがぶちゅ〜とキスしながら踊っていたけど、そんな感じ。イケメンのボーカル2人でマイク1本に絡むところとか、腐女子即死だろう。熱くかましてくれてて良かった。盛り上がった。

 今日は、マウンテン・ステージから殆ど動かない予定なので、煙草吸って、マウンテン側の飲食エリアでシシケバブ1本。要はドレッシングっぽいたれをかけた焼き鳥だなあ。筋が歯に挟まるんだよなあ。旨いけど。
 まあ、1杯くらいは、ということで、コロナを手に"EGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXX"。ユーロスペース小沼勝特集で「色彩のブルース」を耳にしてやられたのが、このバンドを最初に聴いた経験。なので、ロックっぽくて驚いた。ある意味思いっきり通俗的なメロディやスタイルなんだけど、それがダサくなる前で踏みとどまっていながら、がつんと魂が入っている。小道具の赤いランプとか、客の乗せ方とか、すごくうまい。この辺、さすが、Ohsaka!という感じ。よっちゃん、格好いい。この音だと、ギターは、ジャズマスターだよなあ。でも、それをほんとにやってださくならないところが、このバンドの魅力なんだな。おもろいな、このバンド。


 もう、今日はずっとマウンテンのつもりなので、マウンテン近くのサマソニ博物館をちょっと覗く。あんまり面白くない。マコトちゃんタイアップグッズだけ、面白かった。あとは、ハッシュタグ"summersonic"でTwitterをちょこちょこ。毎年、このブログで更新してたけど、やっぱりこういうリアルタイムはTwitterの方が向いている。
 で、JOAN JETT AND THE BLACKHEARTS。タンクトップで頑張ってた。容姿が衰えていないのが偉い。まあ、1対1になったらどうか分かりませんが。やる気十分だし、いい音出している。バンドロゴがピンクのハートマークだったけど、20年後、"Avril and Sum 41"なんてバンドがこういうとこにいたりするのかな?かわいいガールパンク、って、忘れられているかもしれないけど、刹那的な勢いあったよな。しかし、人が入っていない。もったいない。


 と言いつつ、20分くらい聴いて、ジャックダニエルジンジャーエール割りを手に、ソニックTHE TING TINGSへ。すごい人。ジョーン・ジェットに人がいない訳だ。登場のもったいぶり方とか、日本語MCとか、決まってます。すごくもりあがっていた。


 でも、やはり、20分くらい見て、Tom Tom Clubへ移動。これがまた良かった。するすると前に行けたので一番前まで行って見ていた。やっぱり、すごく強烈なビートなんだけど、キュートで死にそう。曲の途中で、みんな寝っ転がって足をじたばたさせたり、ぴょんぴょん跳びはねるわ、楽しすぎます。そこにぎゅいんぎゅいん弾きまくるギターが絡むとたまらないです。そこへティナがキックするので、パンチラ一瞬見てしまった、って、あの人いくつだろう・・・。ありえない可愛さなんだけど、やはり、見てはいけないものを見てしまったような気が。あの年で膝上25cmは普通犯罪だと思うけど、許すしかないだろう、あれは。

http://www.tomtomclub.net/

 泣く泣くやはり20分くらいで抜けて、マウンテンへ戻る。エルビス・コステロに遅れる訳にはいかない。生ビールを補給して、ステージ向かって左45度に位置どる。ここでエネルギー使わなくてどうする?と言うことで、表情見えるくらい前へ。
 出てくる前から手拍子で、出てきた瞬間、もう、コステロはすごく機嫌が良かった。びしっとスーツでネクタイまで締めて出てくるのが、粋。ソロではなく、Imposter名義と言うこともあり、新曲もやらず、ベストヒットの構成。これ もフェスならではだろうねえ。
 実は、今回コステロは初めてなんだよ。チケットとっても都合がつかなかったり、何かと相性が悪くて。渋い世界のコステロは、あんまり興味ないんで、その時期はいいや、という感じだったし。でも、もっとみとけば良かった、と思ったなあ。
 声も出てたし、MCもそこそこに次から次へと名曲連発。これで盛り上がらないわけがない。すげえ、と改めて思ったのは、むしろ、ギター。すごく渋くて、かっこいいんだ。やっぱりセンスが違う。
 ハッピーバースデーまでやって、アンコールまで応えてくれたもんな。すごかった。あちこちのブログなどでも、少なくとも最近の日本のパフォーマンスでは最高、という声ばかり。そりゃそうだろう。あれ以上のパフォーマンスを見せることだってあるんだろうけど、それはもう想像できないよ。このクラスの人になると、何がスイッチになるのか分からない。とにかく、あの場にいることが出来て良かった。
 久しぶりに本気で燃えたよ。


 急いで、焼津マグロ茶屋で中トロ丼。ごはん少なめが嬉しい。解凍が間に合っていないのか、ちべたいのも何枚かあったけど、うまい。おすすめだ。


 膝に疲れがたまったのか、がくがくだったのだけど、これを後ろで見る訳にも行かないだろうと、スペシャルズも前の方へ。さっきよりはちょっと後ろだけど、十分前。
 これが、また、怪物だった。楽しみにはしていたけど、こんなに楽しいライブがあるのか?と、おったまげた。自分の中の基準が変わったかもしれんなあ。
 とにかく、走る。手が空いているときは、とにかく走る。まるで、ドリフのコントのエンディングのような状態がノンストップで続くわけです。そう思ってみると、テリー・ホールが高木ブーか、荒井注か、いかりや長介なのか。声も出てた。このノリと音とエネルギー、再結成したバンドの音じゃないでしょ。こんなぶっ飛んだライブするバンドだったんだ。本当にたまげた。終わったときは、もう、こっちもエネルギー0だったよ。
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