PLUTO(8): 浦沢 直樹

PLUTO 8 (ビッグコミックス)

PLUTO 8 (ビッグコミックス)

 手塚治虫の『鉄腕アトム』の国民的漫画家・浦沢 直樹(と稀代のプロデューサー長崎尚志)によるリメイク、ついに感動の完結。うますぎ。ちょっと感動。
 でも、ずるい。だって、アトムがロボットだなんて。
 このアトムは僕らと同じくらいに人間的だ。僕らと同じように、アトムは本当の憎しみを知らない。それは、僕らがアトムと同じくらいロボットだと言うことだ。アトムと同じように、僕らは本当の悲しみを知らない。
 それにしても、元々150ページくらいのマンガが単行本8巻になるとは、手塚治虫の密度が高かったのか、西原理恵子の言うとおり、浦沢センセーの話が長いのか(笑)。