ロンドン旅行記(8):まとめとよもやま話

 ああ、やっと片付いた。後は四方山話だ。
 昨日テレビで「ダヴィンチ・コード」をやっていたので、ついついずっと見てしまった。原作は読んだけど、映画は見ていなかった。原作読んでないと、あれは謎解きの面白さが分からないだろうなあ。あれ読んで、ロンドン行こうか、と思いだしてから、数年。やっと行ってきたのだな。
 映画の中のロンドンでもそうだったけど、あの赤い公衆電話ボックス、未だにあるんだよなあ。誰ももう公衆電話なんか使わないのに。まあ、旅行客にしてみれば、あった方が良いんだけれど。なかば、観光資源なんだろうか。覗くと、日本と同じで怪しげなテレクラかなんかの広告が貼りまくられているんだが、あれは日本の真似をしたのだろうか?

 今回泊まったホテル。ネットで調べると、周りのパブやレストランが朝ビールなどのガラス瓶をゴミ捨て場に持って行き、やかましい音を立てるのが耐え難い、と書かれていて、どうなんだろう?と不安になったが、まあ、それなりにうるさかったが、こちらも時差ぼけでその時間には目が覚めていたので、大して苦痛ではなかったが、グーグルで検索すると、そんなことまで分かってしまうんだよな。こういう余計なお世話がどれだけグーグルのせいで増えたのだろう?でも、荷物を持って道に迷うのが嫌だったので、ホテルの周囲はGoogleストリートビューで調べておいたが、これは良かった。実際にその場に行ったときの勘が違う。


 ホテルの近くのパブ。金曜や土曜はこんな感じで大騒ぎになる。まあ、要するに、パブって何のことはない立ち飲み屋です。でも、サッカーの試合があると、家に帰る人が多いみたい。最近は英国も酒税が上げられたので、パブも潰れているというニュースが数日前に新聞に出ていたが、それでも繁盛しているように見えた。ビール一杯で延々と立ち飲みしている。テーブルもいらないが、回転率は悪そうだ。単価も低い。ビール一杯で延々と大騒ぎしている。居酒屋より儲からなさそうに見える。
 酒もそうだが、結構煙草もあちこちで吸っている。煙草に関しては、アメリカほどうるさくない感じ。街中にも結構灰皿あるし。喫煙者的には居心地を決める重要なポイント。

 行きそびれたけど、ホテル近くの日本食レストラン。NIKONIKOというのが、笑える。それにしても、本当にアジア料理多い。でなければ、イタリアンだ。無いのはイギリス料理レストランだけではないのか?というくらい。まあ、大英博物館の近くはホテルも多いようなので、観光客中心のレストランが多かったのかもしれない。まあ、どこもそれなりの味でそれなりの値段という感じ。ロンドンの物価は高いけど、まあ、こんなものか、という感じ。アメリカでも、朝はドーナツ1個、昼はサンドイッチ、夜はドカ食いというのが、彼らのごく普通の食生活なので、夜だけは外食だと£15〜20くらいみておいたほうがいいだろう。ビール1本と一皿という感じで、アジア系レストランで頼んでいると、そこまではかからなかったと思う。

 ストーンズの71年のイギリスツアーのポスターが額に入って、ワインショップのウインドウ−に飾ってあった。こういうヴィンテージ・コレクション、好きだなあ、本当に。ワインと一緒か。ベーカー街にもこういうロック関連のコレクターズ・ヴィンテージ・アイテム専門店あったけど。ポール・マッカートニー大麻で捕まって中止になったWingsの初来日公演のチケット、未だに持ってるのが自慢なんだけど持って行ったらいくらで売れるんだろう?絶対売らないけど。でも、もうポールの来日公演ないかもな。すると、完全に見逃したんだ。馬鹿だなあ。


 ホテルの近くには電気街みたいなところがあって、電気屋がずらっと並んでいた。でも、大型店はなく、所謂昔ながらの電気屋さんが並んでいる感じ。やっぱり、秋葉原になれている身からすると、すごく寂しい。こういう感覚から見ると、最新商品のちょっとした違いなんてどうでも良い感じ。



 勢いがあったのが、日本ブランド。無印良品ユニクロがすごく目立っている。ユニクロはアニメとコラボのTシャツの広告を地下鉄の駅でも見かけた。袋持っている人も実際に結構見かけた。ベネトンとか、そういうところと並んでブランドという感じで店を構えている。無印も日本人客はあんまりいなくて、普通に売っている。でも、値札なんか日本語併記のまま、つまり日本で売っているままの状態でロンドンでも売っている。不思議な感じ。見た目、全く日本と同じ。違うのは人だけ。ああいう細かい気配りした商品って、驚きなのかもしれない。むしろ、使い方が分からないものもあるかもしれない。それぞれ、ロンドンっ子はどう受け止めているんだろう?でも、家電製品より、全然元気で、お店もおしゃれな感じ。これからは海外で日本を代表するブランドというと、ユニクロと無印、という時代になるのかもしれない。

 勿論、ロンドンに進出している海外ブランドは、日本だけではない。上はアメリカの大型書店"BORDERS"。当然、至る処にスターバックスも腐るほどある。イギリス人も紅茶を飲まなくなっているのかもしれない。マクドナルドも言うに及ばず。中身は90%以上は、どれも世界共通のようだ。便利なのか、面白くないのか。英語圏だから、敷居は低いはずだし、他のヨーロッパの国ほど違和感はなく溶け込んでいるようにも見える。


 でも、煉瓦造りの町並みはやはり健在。ボストンなんかと比べても、全然決まっている。それも、あんまりすす汚れてなくて、きれいなところが多かったような気がする。

 これ、昨日の「ダヴィンチ・コード」でもちらっと出てきていたような気がする。こういうモニュメントは、やはりばっちり決まっています。


 あと繁華街では目立つのは、やっぱりミュージカルの劇場。やたらと大きくて派手な飾りが目につきます。


 2階建てバスも、地元の人は子連れでもなければ、混んでいない限りわざわざ2階まで上らないんだろうな。乗り過ごしそうだし。

 地下鉄はどれも年期ものなので、駅も古いし、電車も小さいです。いつも混んでいます。でも、一番正確。運休とか工事してなければ、の話だけど。Oysterカードというのを買ってずっと使っていました。チャージして使いますが、一日の上限があるのでお得です。このカードのチャージくらいしか自動販売機はないので、小銭が貯まって困りました。海外いったら、小銭をちゃんと覚えないとすぐ財布が一杯になってしまうんだよなあ。イギリスは、£1、2と50、20、10、5、1ペニー。めんどくさがらずに早くなれた方が良い。
 なんにせよ、英語は通じるし(当たり前)、アメリカほどうるさいところはないし、季節も良かったし、ロンドンは良いところだった。初心者としては、観光名所ばかり回ってしまったかな、という思いはあるが、行きたかったところはまだまだあるし、また、いつか行ってみたいもんだ。

旅行記
ロンドン旅行記(1):London Eye - golgo139:用件を聞こう……。
ロンドン旅行記(2):Big Ben 〜バッキンガム宮殿〜セント・ジェームズ・パーク〜ウェストミンスター寺院〜テート・ミュージアム〜チャイナタウン - golgo139:用件を聞こう……。
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ロンドン旅行記(6):キュー・ガーデン - golgo139:用件を聞こう……。
ロンドン旅行記(7):ナショナル・ギャラリー - golgo139:用件を聞こう……。
各日(現地で書いた分):
2009-05-02 - golgo139:用件を聞こう……。
2009-05-03 - golgo139:用件を聞こう……。
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