ロンドン塔〜タワーブリッジ〜アビー・ロード〜ベーカー街(5月7日更新)

 今日はロンドン塔へ。だいぶ勝手も分かってきたので、交通機関をバンバン使うことにする。新しい町に来たら、まず、中心部はできるだけ歩くことにしている。そうすると、ある程度土地勘がつく。バスをいくら使っても、ここは前に通ったよな、とか、そういう感覚が得られないので、しんどくてもできるだけ歩く。そうすると、方向感覚がなんとなくついてくる。
 バスで24番→15番で4,50分かかった。15番はトラファルガー広場から30分くらいかかるようなので、2階に上る。2階デビューだ。当然、一番前に行く。隣にも同じような旅行者の二人組。前を行く2階建てのバスもやっぱり、一番前だけ観光客らしい人が埋まっている。結構揺れる。でも、やっぱり2階の上から目線は楽しい。写真もバンバン撮る。
 そうこうするうちに到着。地下道の売店で切符を買う。ここで買ったら、並ばなくて済んだ。
 ロンドン塔は、塔という感じは全然しない。小さくて地味なお城という感じだ。ただ、城壁とこちら側の間の広い空間がなんとも不気味に広がっている。それもそのはずで、この辺はかって処刑が行われた場所だった。じっさい、ここにはあまり王は住んでいない。政治犯や重罪を犯した犯罪者の監獄として使われていたことのほうが多い。
 入り口の門を入ったところで、音声ガイドを借りる。ヘッドホンの接触が悪い。ビーフィーターがうろうろしている。酒の名前としか思っていなかったが、これが謂れなのか、とようやく気づく。音声ガイドを聞いてもどこを指しているのか良く分からなかったり、接触が悪くて音が消えても巻き戻せず最初から聞きなおしたり、結構苦労した。何のかんの言いつつ、15分が2つ、30分が2つの全ツアーを制覇してしまった。ちゃんと謂れを聞くとやはり面白い。
 現在、鴉は8羽飼っているらしい(2羽予備)。ルドルフ・ヘスもここに拘置していたというのは驚いた。管理人の陸軍将校はここに住んでいるそうだ。気持ち悪いだろうな・・・。ここに10年も家族ごと幽閉されて、子供もこの中で生んだというツワモノもいるそうだ。ブラディ・タワーの容疑者投票は、さすがにイギリス、としか言いようがない。王子が見つかったところの壁の後ろからテープを流しているのも、いかがなものかとは思うが。その裏の建物に戴冠式用の王冠類を展示しているのは驚いた。その展示をしているところで、現在のエリザベス2世のビデオを写していたけど、あのおばあちゃんにも娘時代があったのか、と感慨。そこで、この悪乗り、悪ふざけ。なんか、肉食人種のユーモアという感じだ。全部回っていたら、2時半になってしまったので、中のレストランでフィッシュ&チップ。
 タワーブリッジへ。
 見学終了後、テムズ川南岸を歩く。その後地下鉄でアビーロードを見に行く。George Harrison Closedはいかがなものか。
 そのまま、ベーカー街に。地下鉄がすごい。­­­ホームズ博物館の反対側のロック・アンティーク店にはThe Whoの日本公演ポスターが(笑)。
 Oxford Streetで降りて歩く。UNIQLOの袋を持っている人もよく見るのだが、無印とか、ユニクロがあちこちに店を出している。ひょっとすると定着するかも。HMVを覗いてみたが、あまり買いたくなるものもない。マッドネス、スージースー、ニューヨークドールズのサイン会が5月半ば以降ここであるみたいです。スージースーは想像できない。イギリスに帰れば芸能人なんだなあ。
 ホテルの近くのベジタリアンベトナム〜中国料理屋で夕飯。肉みたいだが、ベジタリアンだから何かで作っているんだろう。逆に言えば、何を食わされているのか分からないということだ(笑)。イタリアン、日本料理、中華料理、アメリカのファーストフード、フレンチ、それこそ何でもあるけど、イギリス料理を謳う店だけは見たことがない。
 帰って、テレビをつけると、アーセナルマンチェスターユナイテッド。3対1でマンチェスターユナイテッド。すごいロングシュートを決められて、アーセナルがぼろ負け。何で、あれが決まってしまうんだ?とか、試合後の解説がもめていた。結構、これを延々とやっているのがおかしい。ニュースを見ていると、ロンドン市長が蝋人形館で自分のレプリカとご対面。キューガーデンでは女王陛下が植樹。蝋人形館、時間があったら行こうと思っていたのに。キューガーデンは明日行く予定。ニアミスが2つも。まあ、警備の影響で不便な目にあうだけだから、ついていたのかもしれない。