Paul Weller@新木場 STUDIO COAST


 すごくいいライブだった。Paul Wellerものっていたし、バンドの空気みたいなものが良かった。
 セットリストは下の昨日のライブと大体同じ。ただ、最後の曲は"Town called Malice"!やっぱり、これは聴きたいから、当たりだったな。"Shout To The Top"はやらなかったけど。多分、おまけの1曲でどれをやるか、気分で決めてるんだろうな。


 新木場の駅前の桜。新木場 STUDIO COASTは去年のMars Volta以来か。ここはキャパ2400人だけど、すごく見やすい。ダフ屋も一人くらいしか見かけなかったし、ぽつんとこのライブハウスがある感じがなんか不思議。周りは倉庫と海だし。その分、音量は出しやすいし、設計もやりやすかったのかな。いい小屋だなあ。ZEPP TOKYOが閉まると、利用増えるのかな。写真撮ったり、煙草吸ったり、たらたらとしながら開場時間ちょっと前くらいに着く。グッズも見たけど、いまいちで買う気起こらず。客層は年齢高めだし、ガイジンもブリティッシュなアクセントの人多いし、本当に好きな人が来てるんだなあ、といういい感じ。ジントニックをゲットして、ステージ向かって左壁際45度に位置どる。大体これが一番近くでまったり見られるポジションだと思う(なんだけど、・・・)。久しぶりに飲むと、薄いけど、ジントニックうまい。春は、菜の花とか春野菜にしてもちょっと苦いものが多い。この季節、そういうのをマティーニかなんかでつまむというのも良いな。タラの芽の天ぷらとか。
 話を戻して、えーと、始まったのが18時ちょい過ぎくらいで早かった。ポールはVネックの長袖Tシャツで、お約束の赤ワイン。この人、やっぱり、Vネックが似合う。最初から最後まで歌っては一口飲みという感じ。いいね〜。
 バンドは、ポールにG+B+Key+Drの5人。でも、今回はエフェクト音とか所々使ってみたり、エコーをいじってみたり、意欲的。Key+Drの二人は若い。後半のアコースティックパートでは、二人とも生ギターを持って前に来て、コーラスつけたり、チョコッと歌ったりしていた。声質違うけど、二人ともいい。それにしても、ベース以外、全員ギター弾いているって、なんか、ほのぼのとします。ただ、ピアノがステージの左端にあって、ピアノ引き始めちゃうと全然見えない(涙)。それでも、音を聞いているだけで十分満足だったけど。ポジションどりはステージの構成をよく見て考えないと。
 ポールの動きを見ていると、この人のパッションって人としてすごく深いとこに根ざしていて、衰えないなあ、と感動する。本当に幾つになってもかっこいい。ブラック・ミュージックをこういう風に消化して、自分のスタイルの骨のあるロックになっていて、しかもポップで、どうしようもなくイギリス人で、おしゃれ。しかも、ザ・ジャムースタカンーソロと、その時代と自分の年と折り合いをつけて、そのときそのときで自分の表現のスタイルを適応させながらも、根っこが揺らいでいない。本当に偉大だなあ。