「ル・オタク―フランスおたく物語」 (講談社文庫): 清谷 信一
- 作者: 清谷信一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/01/15
- メディア: 文庫
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2008年のジャパンエキスポには、4日間で13万人も集まったそうだ。アニメ、マンガ、ゲーム、Jポップ、プロレス、ゴスロリファッション、なんでもありで、永井豪、小池一夫、「デスノート」の小畑健などの人気作家も登場したり、ヴィジュアル系のコンサートがあったりと、なんか、すごいイベントになっているらしい。
http://www.eurojapancomic.com/fr/japanexpo.shtml
http://www.eurojapancomic.com/index.shtml
ただ、ジャーナリスト的な視点からまとめられているので、6章の”日本のオタクは世界に通じる”でも、「何故、フランスでも日本の漫画やアニメが受け入れられたのか?」という問いに対して、「低俗だ、文化侵略だ、けしからん」というのは、間違っているという論法の指摘に終始している。これはこれで正しいし、社会現象的に全体を論じるにはこれで良いかもしれないのだけれど、それは反対の反対は賛成なのだ、という論理で、作品の本質としてどう受容されたんだろう?という疑問はある。それはまた別の人が論じればよいのだろうけれど。
ル・オタク フランスおたく物語 今月15日発売! 清谷信一公式ブログ 清谷防衛経済研究所 /ウェブリブログ
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