黒田硫黄ざんまい
- 作者: 黒田硫黄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/09/22
- メディア: コミック
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- 作者: 黒田硫黄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/08/22
- メディア: コミック
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- 作者: 黒田硫黄
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 1999/08/01
- メディア: コミック
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セクシーボイスアンドロボ1 (BIC COMICS IKKI)
- 作者: 黒田硫黄
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2001/11/30
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セクシーボイスアンドロボ #2 (BIC COMICS IKKI)
- 作者: 黒田硫黄
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2003/02
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- 作者: 黒田硫黄
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2001/10/01
- メディア: コミック
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最初に「天狗党」読んだので肩すかしを食らったような感じはあるけれど、短編や未完の「セクシーボイス&ロボ」も面白い。ガロかなんかの系統の古い絵のようでいて、やっぱり感覚が新しい。圧倒的な絵力。なんといえばいいのか分からない、これまでに食べたもののないものを食べたときのような、違和感。これはまごうことなく、すごい才能。
マンガは荒唐無稽であるべきだ、という揺るぎない確信と自信が素晴らしい。薄っぺらく軽く儚く美しく作られたポップさは、風に吹かれてめくりあげられれば、感傷が覗く。それが最高の少女マンガである岡崎京子の魅力だった。「セクシーボイス&ロボ」なんてちょっと岡崎ワールドっぽい世界だけど、黒田硫黄の世界では、風は風として心地よく吹き抜ける。「天狗党」のラストはせつなすぎるくらいだけれど、風は爽やかに吹き抜ける。そのことが切ないのだ。それは、まごうこともなく黒田ワールドが少年マンガの宇宙だということだ。