The Whoについて、語り尽くせないとは知りつつも、語れる全てを忘れゆく前に語ってしまいたいから、うだうだ語りますよ

 まだ何だか語り足りないので、The Whoの話をとりとめもなく。とりとめがあるように書くと、なんだか語り残したような気が絶対する、というくらいのexperienceだった。今日の最終公演も盛り上がったんだろうねえ。

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 これを見て予習していたときに思ったんだけど、ピートとキースのアイ・コンタクト、もうラブラブ(笑)。普通、ドラムとアイコンタクトするのって、ベースだよなあ。実際、今回の来日公演でも、ピート(相合傘)ザックだったわけです。さいたまアリーナでも、何かおかしい、とは思っていたんですが、武道館の2階から見て疑惑は確信に変わりました。ピートLOVEドラマーです。あれだけ切れの良いカッティングをするギターと化け物のようにツインバスドラを駆使するドラムがいれば、もうこの二人がリズム隊みたいなものです。普通のバンドとは全然力関係が違います。このへんは、誰かミュージシャンの分析を聞いてみたいもんです。

 ロジャーがマイクをぶるんぶるん振り回すスペースを確保するために、ベースがステージの前に出てくることができない、という特殊事情もありますが(笑)、The Whoのベースは観客から向かって左側の奥が定位置でそこから動くことは許されません。ジョン・エントウイッスルほどの腕があると悩んだこともあったんでしょうか。「じゃあ、キーボード弾いちゃうもんね。」と思うのも当然です。ステージ上の縄張りは、

 大体、こんな感じです。

 ロジャーのマイクって、ぶるんぶるん振り回すために特注の仕様になっていたりするんでしょうか?あれは失敗して落とすことあるんでしょうか?落とすとかっこわるいだろうなあ。でも、左手でコードを押さえて右手で回しているから、そこでコードの長さは出し入れしてるのかな。長さもちょうど良いように、目印のテープとか貼ってあるのかなあ。あれでピートぶん殴ったことあるのかなあ。怒るだろうなあ。こえー。子供が見ると真似しそうだなあ。

 今回、チケットはウド−の先行予約で取りました。さいたまは200レベルの4列目で前の方でした。自分的にはベストの席でした。ピート側で、200レベルなので角度はあるし、前の方なのでアリーナの後ろよりも1000倍見やすいし、近い。武道館は2階の通路に面した席でした。前にスペースがあったので、楽で良かったです。

 やっぱり、つなぎというか、ジャンプスーツの人とか、スケルトンスーツの人とかいたなあ。トイレで着替えてるんだろうなあ。日本人、コスプレ好きだなあ。それから、ユニオンジャックの服とか、旗を持った人はいっぱいいたなあ。

 会場の入り口は、垂れ幕とかポスターとかその類も少なくて、なんか地味だった。さいたまは当日券もあったみたいだし、上の方も空いてた。さすがに、武道館は完売だったけど。
 グッズは、Tシャツとパンフ買いました。トートバックは完売でした。場外の非公認でストラップも買ってしまいました。携帯にぶら下げて喜んでいます。おっさんばかりの所でも若い人ばかりの所でも、ラモーンズとフーはOKかな、と思うので、実戦投入したいです。結構タンスの肥やしになりがちなアーティストTシャツですが、これはいけるかなあ、と思います。でも、ライブ会場のTシャツって、一目見ればどれが売り切れそうかすぐわかりそうなものなのに、何で、それを見越して数用意しないんだろう。でも、やっぱり、グッズコーナーも地味だったかなあ。なんか、こうお祭りみたいな感じが欲しかったけどなあ。単独初来日といっても、いい年だし、式は地味にしておくか、みたいな(泣)。

 なのに、さいたまは開演20分くらい前にはビールが売り切れていて、びっくりした。オヤジの多さをまざまざと感じたポイントだった。仕方ないので、最初から持ち込んだウイスキーをちびちびやっていましたが(←チョーオヤジはおまえだ)。

 武道館は、やっぱり雰囲気特別だなあ、とさいたまスーパーアリーナと続けていくと思った。あんな八角形のスタジアムというのは、世界中他のどこにもないだろう。柔道とか剣道のために建てられたんだから、それはそうだろう。だいぶ老朽化してきているけど、立て替えられて、全然違う建物になったりしたら悲しいだろうなあ。この際、世界遺産にしてしまったらどうだろうか。多分、ステージから見ると、あのくらいの小さめのキャパのアリーナで、あそこまでお客が高いところまで埋まると、結構すごいんじゃないだろうか。と、改めて思ったりした。