洋画離れと邦画の好調

http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/080822/tnr0808222107010-n1.htm

 日本映画製作者連盟によると、大手5社と単館系作品を中心に扱う独立系5社をあわせた洋画の興収累計(1月〜7月)は約461億円で30・8%減だった。うち、独立系は約126億円で1・9%増だったが、大手5社は約335億円で38・3%減の激しい落ち込みとなった。

 一方、邦画は「崖の上のポニョ」が興収100億円を突破するなど好調で同18・9%増の約536億円。市場全体でみると約997億円で同10・8%減だった。

 メジャーなものしかみんな見なくなっているので、大きな作品が出ないと洋画はこうなるんだろうな。パート2,パート3をやっていくと、パート1から見ている人にはブランド的に安心感あっても、若い人には「古い」と思われるだろうから、シリーズものは観客も高齢化していくんではないか。それに頼っていると、若い人の足はますます遠のく。2時間の暇つぶしのために1800円払って映画を見るというのは、選択肢としては、有り得ないのではないか。そうなると、イベントとして見に行く話題のあるものしか見に行かなくなる。その中で邦画の方が伸びているというのが面白い。やはり邦画が面白くなっているということもあると思う。洋楽もそうだけど、外国のものだからカッコイイ、というファッションとしての文化の輸入が成り立たなくなってきている。決して、そんなに悪いことではないのではないか。若い奴らは字幕に追いつけない程バカだから、というのは低レベルの憎まれ口ではないかと思う。