「呉清源 極みの棋譜」監督:田壮壮@シネマスイッチ銀座
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呉 清源 | 棋士 | 囲碁の日本棋院
呉清源〜極みの棋譜〜 - Wikipedia
上映時間 107分
製作国 中国
公開情報 劇場公開(エスピーオー)
初公開年月 2007/11/17
[監]田壮壮(ティエン・チュアンチュアン)
[原]呉清源
[脚]アー・チョン
[衣]ワダエミ
[出]チャン・チェン 柄本明 松坂慶子 伊藤歩 仁科貴 南果歩 野村宏伸 シルビア・チャン
[制作データ] 2006中/エスピーオー
[上映時間] 107分
金曜くらいまでみたいなので、あわてて見にいく。モーニングショー11時からだったけど、15分以上遅れて入る。まあ、見逃すよりは。。。まあ、静謐で朝から見るのが気持ち良い映画ではあった。
大体、囲碁を映画にするというのが難しい話だ。しかも、寡黙で内向的な人の話だし。囲碁についても詳しくないし、呉清源についても予備知識はなしだったけど、興味が湧いた。彼は子供のころから囲碁の才を認められて日本につれてこられる。この辺は遅れたので見逃したんだけど。そのうち、戦争が始まる。病気になる。帰化しているんだけど、病歴もあって兵役は不合格。で、宗教に走る。本因坊戦だかなんだかもすっぽかす。2年くらい、宗教にはまり失踪状態。教祖に教団の宣伝のために、囲碁に復帰しろと言われて復帰。壮絶な打ち込み十番勝負。相手が鼻血を出しながら気絶しても、まったく気にもとめず、碁盤の上の世界に遊ぶかのように石を眺め続ける。やがて、時は流れライバルたちも世を去り、彼も引退を迎える。。。すべて、淡々と流れ、時折彼の回想の言葉が画面に重なる。
この淡々と流れる静けさがただものではない。チャン・チェンの背筋の伸びた物静かで折り目正しい姿がいい。この静かな世界の背後には激しい時代や人々の心が流れていたけれど、それを感じさせつつも、一貫した静けさが作品全体を支配している。