大東京トイボックス (2) : うめ


大東京トイボックス(2) (バーズコミックス)

大東京トイボックス(2) (バーズコミックス)

 良かった。泣けた。

鳥ってさ


案外地べたを
這うように
飛ぶのな

 このマンガ、ゲームの開発会社が舞台なんだけど、やたら熱くて、やたら現実的で、やたらビジネスというか現実の厳しさにシビアで、それでなんで夢を見失わないんだよ。その嘘くささが、イコール青臭さで、多分、現実では有り得ないような話で、それがこういうクリエーターの世界ではひょっとするとうまくいってしまうかもしれない、だから、こういう世界って夢があるんだよなあ、と思わされるリアリティーがあって。
 ふと、客観的に見ると、それは鳥のように空を飛んでいるようで、地べたを這っているようで。上を見ているようで。実は下を見ているようで。飛んでいる鳥にしてみれば、それは自分の目線に広がる世界でしかなかったりして。上下の空間の広がりは不安でしかなかったりして。

すいません
頭冷やして
きます

 やったー!お約束。

・・・この
企画書


胸に
手ェ当てて
おもしろい
って言えますか!?



おもしろい


ほんなら・・・


これでも
まだ


おもしろいって
言えますか?!

 お、おもしろすぎ・・・。おもしろすぎて、おもしろいなんて言えません‥‥。爆笑してしまった。
 何のかんの言いつつ、こいつら、みんな熱くて鬱とーしいの好きなのな。月山ちゃんも、仙川君も、萌えのボスも。楽しいなあ、こんな会社あったら。

昔のゲームは
いい


シンプルで
奥が深い
今のゲームは
みんなハードの
性能に振り回され
ちまってる


そうは
思わねェか?


思ったら
負けでしょ

 「無断転用可」ということなので、遠慮なく、バンバンと。