Maceo Parker with special guests Pee Wee Ellis and Fred Wesley@Billboard Live東京 1st Stage(18:00~)


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ビルボードライブ東京|Billboard Live(ビルボードライブ)
東京ミッドタウン - Wikipedia
 六本木久しぶりだなァ〜、と言う気がしたけど、春に一遍仕事できてるんだった。でも、仕事じゃなくて遊びに来たのは本当に久しぶりのような気がする。シネヴィヴァンがなくなってから、ここは用もなくなったし。その六本木にできたトーキョー・ミッドタウンに出来たBillboard Live東京にMaceo Parker見に行ってきた。
 東京ミッドタウンは、高級ブティックとかそれっぽいテナントがモールみたいな感じで4階くらいまで入ってるんだけど、どの店も面積が猫の額みたいで、その割にどの店もオサレな空間を強調した展示なので、何となくしょぼい感じ。腹が一杯にならないオシャレ系のレストランみたいなのって、眺めていてもなんか幸せにならないんだよな。その割に吹き抜けで空間だけはやたら有り余っているみたいな感じで、なんか流行ってるのか、ここ?的な疑問も。まあ、ゴージャスなんだけど、なんか、サプライズがないというか、なんか面白くないんだよな。というその東京ミッドタウンの4Fの奥の方にBillboard Live東京はあった。
 要するに、ブルーノート東京をもっとポップよりの出演者にしました、階段式にしてもっと見やすくしました、という感じ。定員は200人くらいだろうか。DXシートのカウンターにしたんだけど、もうほんとに目の前という感じで堪能。ステージが3Fで、4Fと5Fはステージを囲むようになっていて、多分どこに座ってもよく見えるでしょう。メンバーは3Fのステージ向かって左手から出てきて、4Fの左手に引き上げていったので、左手側に席を取れば、最後は握手して貰える。たしかに、これならブルーノート東京より見やすい。それにしても、ここでSteely Danにやらせたのか。2万5千円というのは余りな値段なので、さすがに止めたけど、まあ、このキャパで見れるんだったら確かにその位の値段にはなるし、ギャラを考えたらこけら落としの大出血サービスだったんだろうな。見とけば良かったとは思わなかったけど。確かに、ここは少人数で、クラブ形式でゴージャスに少人数で、食事しながらライブ見れます、というコンセプトなので、どう考えても若者向けのお店ではない訳で、そのお値段出せるお客さんが見たいライブというと、どうしても昔の人になる。で、ここの空気に会う人となると、確かにSteely Danだろうね。つまり、Steely Danに2万5千円払っても良いか、という人のためのクラブ、と理解させる意味では、オープニングの出演者の選択は正解だったんだろうな。
 18時からの1st Stageを見るために、17:30頃席に着いたんだけど、ちょうど夕暮れ時で、ステージの後ろはガラス張りで、六本木の夕方の風景が広がっていてイイ感じ。ピザとハイネッケンを頼む。客席も大体埋まっている。ピザを半分くらい食べたところで、緞帳がスルスルと動き出し、ガラス張りの夕景がカーテンにさえぎられると、いよいよメンバーが登場。
 キーボード、ギター、ドラム、ベースにコーラス2人(男女各1名)がまず登場し、肩慣らし。キーボードだけ白人。肩ならし終わったところで、白人のおばさんが登場し、Pee Wee Ellis、Fred Wesley、そして、最後にいよいよMaceo Parkerが右手から登場。それにしても、メンバーのBMI高い!BMI50とか。なんか、バンド名っぽい、BMI50って。Pee Wee Ellis と Fred Wesleyは特にすごいな。でも、なんか、その方がそれっぽいから不思議だ。
 Maceo Parkerは、きっちりフロントマン&バンドマスターという感じで、サックスだけではなく、「ジョージア」まで唄ってくれたし、フルートまで披露。彼はグレーのスーツで、他のメンバーは黒中心。このびしっとしたとこが粋、おしゃれでかっこいい。さすが超ベテランだけあって、貫禄のステージという感じ。Pee Wee Ellis と Fred Wesleyは、特別凄いとも思わなかったけど、拝めただけで満足。
 それにしても、ファンクって、きっちりやるのがポイントなんだなあ、と、今さらながら思った。ファンクって、一つのフレーズを延々と繰り返す音楽なので、聞いている内にぼーっと流れに飲み込まれてくるんだけど、演奏する方はそれをきっちりやらなければいけないので、ホーン隊以外はすごく真剣な表情できっちりリズムを丁寧にキープしている。JB以来の罰金制度があるんだろうか。ギターは全部で指で弾いてた。
 アンコールでは、代表曲の"Pass the Peas"で盛り上げて締めてくれた。アンコールまでは、ビールちびちび飲みながら、ピザ食べて、フンフンという感じで聞いてたけど、さすがにアンコールはみんな立ち上がって盛り上がった。ベテランらしい楽しめる大人のショーという感じ。楽しかった。
 ステージが終わると、最後は緞帳が左右に開いていき、すっかり暗くなった六本木の夜景が広がるという仕掛け。1st Stageは、6時スタートで1時間15分位なので、大体そういう時間になる。この季節はちょうどそういう感じになるので、なかなかこれは見物。
 でも、ここは外出ると、ショッピングモールの中みたいで、その意味じゃ余韻はブルーノート東京に負けるかなあ。大人の遊び場という意味では。客層や出演者も結構取り合いになるんだろうな。まあ、年に1度くらいはこういうとこも良いかな、とは思う。
http://blog.soulsearchin.com/archives/002025.html
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