中国清華大学の「日本アニメ研」が愛される理由

http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20070907/134326/?P=1&ST=sp_china
 ちなみに、清華大学は中国の理科系トップの大学。

 言葉を覚えてしまうほどに、日本動漫に心を奪われたのはなぜなのだろう。

 「あのう、こ、恋とか……愛とか、そういうのって、誰の心の中にもあると思うんですが、でも中国の漫画は、そういうことはあまり語ってはいけないから……。でも日本の漫画はありのままの気持ちを正直に描いているので、ああ、こういうことを正直に描いていいんだなぁと思って、すごく惹き付けられて……」

 と、于智為君は恥ずかしそうに口ごもった。

 まあ、個人的にはアニメとか全く興味ないんだけど、なんかここははっとさせられた。これって、「自由」って奴じゃないですか?腐るほど我々の周りにあるような、実は管理されたお釈迦様の手の上の空気でしかないような。

 「日本っていう国は、アメリカに比べて版権の規制が緩いじゃないですか。つまり、アメコミは中国に入り込みにくく、日本は入りやすかった。これは否定できないと思いますよ。僕たちは海賊版しか見ていませんから」

 それ、言っちゃダメだって(笑)。こういう事平然と言えるだけのギャップはまだ日本と中国の間にあるんだな。

ああ、まさか66歳にして私が「セーラームーン」のアニメを見たり、「スラムダンク」を読破する日が来ようとは!

 ここは素直に爆笑。まさに、「どうなる?中国」だな。つうか、「どうなる、このオッサン?」か。