泉谷しげる「フルライブ!35曲制覇」@DUO MUSIC EXCHANGE(東京・渋谷)

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2007.5.13[フルライブ!35曲制覇]
<できるのか!? 35曲制覇>

で、LIVEなンだがよぉ〜!これまでも30曲以上ヤッたコトはある。
オールナイトライブとか〜長時間ライブの時は、ゲストミュージシャン呼んだり映画みせたりで休み々やれたモンさー!
今回、通常の時間内でヤルわけだしリハーサルしてみたら曲だけで3時間超えた!ゲストに頼る時間もナイ〜てぇコトは…無謀だ無謀!死ぬよぉコリャあー!お客にとっても〜しんどいと思うゾ!
どうか皆様、来ないでくれぇ〜皆様が来なけりゃ演らずに済むしな。
来るなよ絶対来るな!来るンじゃねーゾ!

P.S.
やっぱさぁ〜フォークとかロックやった奴ぁ〜
ナン周年がドウノこうの節目なんぞ作ってイイんだろか?なん10年やって来たからってナニが偉いワケ!?自分を“記念”しようとスルことはヤハリ恥ずかしいコトだわイ。こんなBOX出したら下手すりゃ終わっちゃうよ。終わってもイイがな(笑)時も年もブームも関係なく思っきり演れンのが理想かな〜!そう云う意味でワ今現在スコぶる調子イイのかも!気つかってくれよ(笑)

 さあ、どうなる事やら。バースデーケーキに年の数だけ本当に蝋燭立てる奴はいないと思うんだが、‥‥。


 6時ちょい過ぎから始まって、終わってみれば9時50分。アンコールまで含めて、全36曲、4時間弱。すごかった。泉谷、偉い。「もう今日のことは忘れろ!」と言ってたけど、じゃ、録画してんなよ(笑)。節目云々するキャラじゃねえ、なんて言いつつDVD作るなよ、買っちまうぞ、馬鹿野郎!といった調子で終始和やかに罵声が飛び交う楽しいライブだった。やっぱり、男のロックだよ、泉谷は。兄貴系というか、ウホッツというか(笑)。
 開演直前に入ったので、後ろで立身で見てたけど、これだけ長いと、さすがに足が棒になった。隣の奴なんか、前半の真ん中あたりから座り込んじゃってるし。後ろにいた奴は、大声でわめいてた奴をつき飛ばすかなんかしたみたいで、女の人に「暴力は良くないわよ、謝りなさいよ!」「うるせえからだよ!」と大声でどなりあってるし。こんなうるさい演奏してるところで、大声でどなりあうな、っていうの(笑)。なんか、これはこれで雰囲気出て良かったけど。
 観客は300人くらいだったろうか。場所は渋谷のユーロスペースのちょっと上辺りのホテル街のどまん中。泉谷、渋谷という柄じゃないけど、ここなら良いか、という感じ。
 とにかく観客が良い。最初から「しんどい、やらなきゃ良かった、こんな企画」と泣きが入る泉谷に激が飛ぶ。「まだ3曲しかやってねえだろう!」「まだ1/3だろう!」前半は結構休みとMC入れながらやっていたけど、後半の後半はもうラストスパートという感じでがんがん飛ばす。すごい、すごい!
 客も客だが、泉谷も泉谷だ。「おまえらの善意の手拍子がどれだけ邪魔なのか、わかってんのか!」と、途中で演奏やめちゃうし。「絶対ついてこれないスピードでやってやる!」といって始めた「黒いカバン」は大人げなくて良かった。
 さすがにこれだけやると、もう代表的な曲はほとんどやってくれた。「春のからっ風」、「春夏秋冬」、「眠れない夜」、「火の鳥」、「吠えるバラッド」、「長い友との始まりに」、「ハレルヤ」、「国旗はためく下に」、「黒いカバン」、「翼無き野郎ども」、「旅から帰る男たち」等々。と、思ったが、うちに帰ってきて、あれこれと聞いていると、これも聞きたかった、これも聞きたかったという曲がいっぱいあるなあ。
 最近は役者とか、バラエティが多いけど、やっぱりシンガーとして、最高だと思う。きつい、きついと言いつつ、キーも落ちていないし、やっぱり、うまい。どこから来るんだ、このパワー。

地鳴りする都市よ
なぜ 俺に力をくれる?

 それは35曲歌ってもらうため(笑)。
 バンドは、ギターがアナーキーの藤沼伸一で、ベースが黒夢の人時。キーボードは昔ながらの中西氏。藤沼のギター良かった。スライドギターも1曲やってたけど、めちゃくちゃうまいんでびっくり。何でもほんとにこなしちゃうのも、年の功か。山下達郎が発売日に買っていたと公言する程のファンだったアナーキー。改めて聞いてみようかなあ。誰が見ても、パンクもパンクのこのメンバーを引き連れて、1948年生まれの男が「飛んでみろ、お前らパンクだろうがあ!俺は軽音楽だけどよ(笑)。」とうそぶくいて、あおる、あおる!格好良すぎだよ。少しは、若者をいたわれ、泉谷!


 タレント活動がこれだけ多いので、入り口の花もすごかったなあ。松嶋菜々子からも来てたのは、笑ったというか、驚いたというか。2階席は関係者席だったので、業界人とか来てたのかなあ。特に有名人は気づかなかったけど、付き合いで来ているっぽい年配の人も結構いた。でも、それ以上に若い客が多いので驚いた。やっぱり、日本のロックのゴッドファーザーみたいな感じなんだろうな。「国旗はためく下に」で、日の丸振ってた奴いたけど、あれは、なんかやらせかなあ、という気がして、ちょっとしらけたけど。日の丸振って喜ぶ歌じゃねえだろう?!

泉谷しげる10枚組BOXセット「黒いカバン」(DVD付)

泉谷しげる10枚組BOXセット「黒いカバン」(DVD付)

 今回Amazon限定で発売のボックスセット。廃盤になっているものも多いので、思い切って買った。レコードでは持っていたなあ、というのもあるけど。これから聞きます(爆)。
ゲゲゲの鬼太郎

ゲゲゲの鬼太郎

 今日帰りに買ってしまった。なに、これ。J.ブラウンかと思った。このファンクなこじゃれたアレンジで、ゲゲゲの鬼太郎だ?良いな、今どきのガキンチョ。でも、ちょっと受け狙いすぎてないか?といいつつ繰り返し聞いて喜んでいる自分(笑)。それにしても、ほんとにこの絵何だ?水木先生のおどろおどろしさが全然無いな。ネコ娘の萌えっぷりや鬼太郎の垢抜けっぷり。それにしても、泉谷は妖怪だよ。
 何にせよ、5年後、10年後のデビュー40周年、45周年が楽しみだ。40曲、45曲やってくれるんだよな!


おまけ:ゲゲゲの鬼太郎英語バージョン

Ge, Ge, GeGeGe'n Ge
Every Morning Sleeping in Bed
Comfortable, Comfortable
Ghost has no school, no examination
Ge, Ge, GeGeGe'n Ge
Let's sing a song of GeGeGe'n Ge!

英語圏で放送してたのかどうか知らないけど、大昔、今は某大学の有名教授をしている先輩に教わった(笑)。思い出したので。