「今宵、フィッツジェラルド劇場で」監督:ロバート・アルトマン


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映画 今宵、フィッツジェラルド劇場で - allcinema

A PRAIRIE HOME COMPANION
上映時間 : 105分
製作国 : アメリ
監督 : ロバート・アルトマン
出演 : ウディ・ハレルソントミー・リー・ジョーンズケヴィン・クラインリンジー・ローハンヴァージニア・マドセンメリル・ストリープ 、 ギャリソン・キーラー

 良かった。これが遺作というのはできすぎだなあ。直訳すると、「大草原の我が家の仲間」ってとこか。これは実在のラジオ番組らしい。ミネソタ州セントポールのラジオ局がテキサスの成金に買収され劇場は取り壊しになる。今夜は、その最終回。いよいよ最後のショーが始まる。。。というお話。
 とにかく、登場人物がみんな一癖二癖あって、何とも言えず可笑しい。私立探偵気取りの保安官、おしゃべりな姉妹のカントリー・デュオと自殺の詩ばかり書いているその娘、根っから無表情な歌える司会者、下品な歌ばかり歌っているカーボーイ・デュオ、シングルマザーになろうとしている進行アシスタント、モテモテのおじいちゃんシンガー、そして、謎めいた白いトレンチコートの女。
 これは出ている役者も楽しいと思う。いかにもアメリカ的なユーモアの感覚で、笑って泣かせて、はらはらさせて、ミステリーっぽかったり、人生だったり、要は全てがある。その全てというのがポイントで、それがこの世の中なんだよ、という肯定が、ほんとにアルトマンの映画なんだよなあ。