「のだめ軍団」vs.「キレ客」

キレる客対策、業界本腰 クラシック演奏会でトラブル急増
http://www.asahi.com/culture/music/TKY200703160235.html

クラシックの演奏会で最近、観客同士のトラブルが相次ぎ、主催者らを悩ませている。人気マンガ「のだめカンタービレ」などの影響で、新規客が増えたのが一因のようだが、かつては問題にならなかったようなささいなことで、いらだちを暴発させる客が目立つという。音楽業界も対策に乗り出した。

 朝日が好きそうなネタだなあ。確かに、のだめは遅刻多い(笑)。あれを読んで、「マンガでも、のだめ、遅刻して途中から入ってるじゃん」って、‥‥‥。こういう御客はきっと絶対いる(笑)。最後の

ちなみに関西からは、こんな「キレ客」にともなうトラブルはあまりきこえてこない。「何か問題があれば客同士が『おい、やめえや』と注意しあうし、さばさばしているから不快感も後にひかない。主催者を巻き込んでのトラブルは、ほとんど聞かない」(大阪フィルハーモニー交響楽団事務局)とか。

というのが、おもしろい。

演奏会の主催者によるとこうしたトラブルが目立ってきたのは半年ほど前から。きっかけになるのは演奏会のチラシの束やパンフレットをめくる音、せきばらいや呼吸音、体臭などなど。休憩時間に「迷惑だから退場させろ」と主催者に詰め寄ったり、終演後に口論を始めたりする人が増えたという。激高している客は、落ち着かせるためまず別室へ、との原則は、今や多くの主催者にとって常識になった。

 「常識になった」って、ほんと?大新聞のこういう常套句、いまや素直に信じられないんですけど。演奏会を聞きに行くというのは、この「私」が聴きに行くのであって、大勢の人と一緒に音楽を聴きに行くのではない、という意識なんでは?さすが、クラシック聴きに行く人たちだなあ。
 それにしても、近ごろの世の中の不寛容って、耐え難いものがある。禁煙、分煙までは理解するが、路上禁煙って理解しがたい。近ごろ、駅でもゴミ箱がどんどん撤去されているのも酷いと思う。こういうルールは守らないで、ぽいぽいゴミを捨てた方がいいんじゃないんだろうか、と逆ギレしたくなる。