アメリカの公立学校のひどさには隠れた利点がある

http://d.hatena.ne.jp/lionfan/20070204

アメリカの「競争力」を心配する人は、もっと公立学校にお金を出せと言う。しかしおそらく、アメリカの公立学校のひどさには隠れた利点がある。あまりにひどいから、子供は大学入学を待ちこがれるんだ。まさに私がそうだった。私はほとんど勉強せず、どんな選択肢があるかさえ教わらず、好きに選ぶよう放っておかれた。これはやる気を失わせるが、少なくとも自由な心を持ち続けることができた。

自分の人生を決められたかもなあ、という本の一つが森毅

数学受験術指南 (中公新書 (607))

数学受験術指南 (中公新書 (607))

なんだけど、ここでも戦時中のいい加減な教育が如何に有益に機能したか、という話があったと思う(この本だったかどうか、自信がないけど)。所詮、学校教育が与えることができるモノには限界があって、それ以上に重要なものがあるが、それに出会えるかどうかは時代と運なのだろうな。