免税店の国籍別売れ行き――アキバらしさ求めるフランス人(メードインAKIBA)日経流通新聞 2006/09/22

ラオックスの免税専門店「デューティフリーアキハバラ」の斉藤英樹店長に聞くと、国籍によって売れ筋は異なるとか。来店客の四割を占める中国人はデジタルカメラ、炊飯器をよく購入するという。インド人にはパソコン、ロシア人は着物、米国人の場合は民芸品がそれぞれ人気だ。だが、これらはアキバでなくても買える。アニメ関連商品などアキバらしい土産を買っているのは、フランス人。もともと日本のオタク文化への造詣が深く、ゲームソフトもよく買っているという。アキバ名物のメード喫茶にフランス人が押し寄せる日はそう遠くないかもしれない。 (伸)

 フレンチ・メード喫茶。。。何か、スゲー、エロっぽい響き。どういうことになっているんだろう、フランスは?この前も、日本にヒッチハイクで行こうとしたフランスのアニメオタク少女2名がトルコ辺りで補導されたなんて話もあったし。
 日本の文化は外人には分からない、という紋切り型の思いこみを鵜呑みにしている訳ではないのだが、アニメや漫画が何故世界中で受け入れられ始めたのか?というのが、まだ今一つピンとこないところがある。優れたものは普遍的なのだ、といえば、それまでなのだけれど。海外を対象にしたマーケティングが本格的になってきたという面はあるのだろう。だからといって、それがどう受け入れられているのかというと良く分からない。確か、この本で

アトムと寅さん 壮大な夢の正体

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欧米の文化では宝塚のように少女が情熱を傾けることのできる対象はなくて、子供向けと大人向けだけ、大人未満の少女は早く大人の文化を理解し、大人になるべきだ、ということになる、それで日本文化の研究に来た外人の研究者が宝塚に大感激してハマった、という話があったと思うけれど、それが一番説得力があるかもしれない。あれ、
「かわいい」論 (ちくま新書)

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これだっただろうか?まあ、いいか。サンフランシスコのノーブル&バーンズで「のだめカンタービレ」の英語版を売っている時代だからなぁ。まあ、10年前にもあの辺りのチャイナタウンで「北斗の拳」の中国語版売っていたけれど。まあ、あれは中国語で書いてあっても、何となく分かるような気にはなれて、むしろ迫力があったりするんだけど。
 アメリカでも、ヨーロッパでも、大人自身どう生きればよいのか分からない。少年少女もどうすれば大人になれるのか分からない。そういう時代、そういう社会だから、そういう等身大の自分を受け入れてくれるマンガ=日本文化が普遍的に支持されるということなんだろうなあ。
オタク・イン・USA 愛と誤解のAnime輸入史

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