日本の電機産業再編へのシナリオ―グローバル・トップワンへの道

日本の電機産業再編へのシナリオ―グローバル・トップワンへの道

日本の電機産業再編へのシナリオ―グローバル・トップワンへの道

 読了。マクロに正しい。
 要は、世界市場で日本の電気会社が生き残っていくためには、業界再編して、どの分野も1社か2社にまとめて、世界トップをねらえる規模にしなければダメだ、ということ。全くその通り。電機大手7社束にしても、設備投資額でサムスン1社に勝てないんだから。
 やり方とか、研究開発力をではどう維持するのか、ミクロに言ったらいろいろあるけれど、今この業界で必要なのはマクロな処方箋とそれを実行する力。ミクロな話はその次にする話。という総論には皆同意しても、実際にこういう方向に踏み出せる会社があるか?最近意志決定力が際だっている松下と頭でっかちな日立、銀行で合併を経験済みの三菱、というところは意外に迅速に動くかもしれない。こういうやり方はしないと思うけれど。他は、それに対抗する形で、というのが想像出来るパターンかなあ。日立の株でも買っておこうかなあ。