2006-07-04 Death Note(12) book DEATH NOTE (12) (ジャンプ・コミックス)作者: 小畑健,大場つぐみ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/07/04メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 95回この商品を含むブログ (510件) を見るついに完結。高田様まで殺されちゃったよ。月は最後に死ぬんだろうな、とは思っていたけれど。この話、平気で登場人物を殺すんだよな。名前を書き込むだけで人を殺せるノートの話とはいえ、重要な登場人物をバンバン殺すんだよなあ。展開に驚くというよりも、あざとさを見せつけられるという感じだ。どういう落ちにするのかな、と思って読んでたけど、月を思い切り追い詰めて容赦なく殺してしまう、というのは、カタルシスを満足させる落ちではある。月の独善ぶりで歪んだカタルシスを読者に与え、最後は月自体を裁くカタルシスを与える、というすごく歪んだ話だったなあ。読者こそが死神みたいなものかもしれない。 「僕がキラなら、わざわざこうするわけがないでしょう。だから、僕はキラではありません。」というなかば屁理屈の連続で、もう途中から論理的にはついていけなかったけど。