サッカーW杯(6):準決勝

ドイツ    :1−1: アルゼンチン(PK4−2でドイツ)
イタリア   :3−0: ウクライナ
イングランド :0−0: ポルトガル(PK1−3でポルトガル
ブラジル   :0−1: フランス

 ドイツ対アルゼンチン、ここまでのベストマッチかもしれないが、眠くて半落ち。得点シーンだけは何とか起きていた。1−1のPKって一番良い試合のパターンかもしれない。最後の乱闘寸前のところが、アルゼンチンらしい。
 イタリア対ウクライナは、2対0まで見たところでダウン。やっぱり、ドイツもイタリアも勝ち方、と言うよりは負けない方法良く知っている。
 イングランドポルトガルルーニーがいなくなった時点で、7割方PKだろうとみんな思ったのではないか。ここは、昔のベッカムヘッドバットもそうだったけど、こういうのがある限り、こいつらは絶対決勝までいけない。そこのお馬鹿さが魅力なのかもしれないけど。大体、サッカー発祥の地だと言って、日本の半分の人口を4分割してチームを作っている時点で、半ばこの辺り止まりのチームという位置づけになっている。オランダ、スペインがいつもここまでこれないのもお約束だが、イングランドもこういう国に近いポジションだ、という感じになりつつある。優勝候補の呼び声はかかるし、ベスト16までは間違いなく来るが、そこから先はせいぜいベスト8止まり、と言うヨーロッパの強豪国と言われる国にありがちなポジション。たまに調子が良くて勝ち進む国の方が勢いがつくので、そういう国の方が時々ベスト4まで行ってしまったりする。そういう国が今回はポルトガルなのかもしれない。でも、スペインもそうだけど、ポルトガルも、やはり体格で負けている。何だか、貧乏っぽい雰囲気があるんだよなあ。やっぱり、体格ではドイツとイタリアほど揃わないんだよね。体格はイングランドも負けてはいないんだけど、なんで、ああいう馬鹿止められないんだろう。実力としては、イタリアやドイツに引けを取るはずないのに。いつも通り、下馬評は低くても、大会で調子を上げていくドイツの底力、というパターンが今回も鮮明になってきた。また、決勝はドイツ対ブラジルなのかなあ。
 それにしても、PKが決まらない。準決勝2試合のPKは、全部合わせて決まったのが10本で半分。面白いように外す、止められる。
 さあ、ブラジル対フランス戦だ。これで、フランスが勝ちでもしたら、全部ヨーロッパだよ。ここでブラジルが負けるわけにはいかない。
 と言ってたら、ブラジル負けちゃったよ。個人技が空回り、ロナウジーニョが3人がかりでマークされて、機能せず、ゲームメーカーが不在、ロベカルも往時の迫力はなく、ロナウドも見せ場を作れない。かってのドゥンガみたいな軍曹もいない、試合のペースを作れない、というブラジルの負けパターン。ジダンとアンリ、フランスの守備陣が頑張った、ということなのだけれど。これがサッカーだ、というんですかねえ。誰が良かった悪かった、ということは出来るけど、結局は流れが作れなかった、というのが敗因になるところが、サッカーの怖さなんだろうな。人数が減っても負けるわけではないけど、試合の流れを失うと負ける。それが面白いんだけどさ。ああ、ユーロ2006になっちゃったよ。
 何で、今回はこんなに盛り上がらないんだろう。スター選手の多くが最後の大会で、その割に新しいスターが活躍していないと言うことかなあ。4年に1回というのがワールドカップの重みの根源だと思うけど、クラブやら欧州選手権で、カップの重みがインフレ気味なのかな。それに国籍は違えど、普段はチームメイトということになると、やはり殺気が出せないんだろうな。もう、このあとは録画で適当に楽しむと思う。ブラジルが負けて、気合が抜けた。ああ、つまんねえよー!