"The Promise"(無極):監督 陳凱歌

【ワーナー公式】映画(ブルーレイ,DVD & 4K UHD/デジタル配信)|PROMISE/無極
 時間が出来たので、サロンパスルーブル丸の内(やはり、この館名笑ってしまう)に飛び込む。本当に久しぶりに平日に映画見たなあ。面白かった。最初の4本足で走るところが最高。ここのところ、どうかなァ〜、と思っていた陳凱歌だけどこれは良かった。まあ、後半になると、ファンタジー映画色が強くなってきて、なんじゃこりゃ、という感じもちらっとしたけど、勢いで最後まで盛り上がってみることが出来た。陳凱歌がこんなアクション映画を撮るとは?!これは、サプライズ。

  • いつの間にか、真田弘之は国際スターになってしまったなあ。何となく、昔の若造もしくは千葉真一の弟分的なイメージがあったんだけれど、堂々としたもの。テレビじゃなくて映画俳優という感じになったなあ。セシリア・チャンって、清純な榎本加奈子という感じだなあ。色気あって良いね。チャン・ドンゴンって韓国人なんだね。ああいう、真っ直ぐで誠実なイメージの俳優というと、やはり今はアジアだと韓国からと言うことになるんだなあ。
  • あの雪国人というのは、チベットに対する弾圧をどうしても連想してしまうが、中国もそこまで政治的なことで厳しくなくなったんだろうか?
  • 子供相手に饅頭一つで真実の愛が得られないなんて運命を約束させるか?大人げない。でも、それが運命か。あの最初のガキンチョが北の公爵だなんて、最後でやっと気がついたよ。この最初の部分を見て、あ、これは『人生は琴の弦のように』みたいな寓話なのかな、と思ってみていたけど、段々なんか違うなあ、と言う感じになってきて、後半は段々ハリポタ張りのファンタジーと言う趣も。
  • 冒頭の谷のシーンがどう見ても西部劇。やっぱり、中国っぽい谷にして欲しかったなあ。
  • CGやワイヤーアクションをこんなに使う映画を陳凱歌が作るなんて驚き。CGやワイヤーアクションの過剰さが面白い。冒頭の合戦シーンとか、神様の動きなんかは、単なるサプライズの特殊効果ではなくて本当の特殊な効果になっていて、面白い。
  • あの将軍の隠れ家が良い。桜の花、金の襖、ピンクの着物、ぽつねんとした一軒家のたたずまい。
  • サロンパス売ってたので驚いた。