忘れるところだったぜ、”Amazon.co.jpアカデミー作品賞コンプリートセット欲しい!”

この中から1本というと結構難しいな。 この中から一本あげろと言われたら、「ウエスト・サイド物語」かなあ。近頃ミュージカル映画見ていないから。もう消滅してしまったジャンルだから。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」とか、「オペレッタ狸御殿」みたいなものではなくて、やはり本当の歌と踊り、何より肯定的な
躍動感、ショービジネスの華やかさ、ってもう失われてしまったものなんだろうな。インドとか、そういうところでしか有り得ないんだろうな。「踊るマハラジャ」とか。パロディーとか、バックステージものを生み出すような表のショービジネスなんて今や無いからね。芸能界とかショービジネスって、やはりゴシップを書かれてナンボなんだろうね。ゴシップが表にドンドン近づいてしまって、神話が存在出来ない時代だから。そういう意味では宝塚みたいにファンの中で閉じるしかないのかもしれない。
 「ウエストサイド物語」は、ダンスもさることながら、バーンスタインの堂々とした音楽がアメリアメリカしてて良かったなあ。ストーリーはどれもこれも単純で、粗筋だけ読んだらバカみたいな話だけど、それがアメリカの神話のような輝きを放っている。個人的にベストのミュージカルと言ったら、フレッド・アステアジンジャー・ロジャースのどれかか、"That's Entertainment"なんだけれど。