James Brown@東京国際フォーラム・ホールＡ
後、１０分で開演だよ。何か、地味というか、良くわからん客層だな。自分のことは当然別にしてｗ。パンフとか、CDとか、グッズも何もないし。ＪＢのフィギュアあったら、みんな買うのに！ さあ、もうすぐ始まるぞ！
で、帰ってきた。ず〜っっと立ってたから、少し疲れた。
どうだったかというと、なかなか楽しめた。やはり、見せ方、御客を喜ばすツボを知っているのだ。声も凄く出てた。"Man's Man's World"が、何と言っても圧巻。"Cold Sweat"のシャウトは苦しそうだったけど、そりゃ７５歳なんだから仕方ないし、こう言いたくなると言うのも、つい年なんか忘れてみているからなのだ。芸能生活５０周年とは思えない、すげージジイだ。ダンスや早い動きも時々一瞬見せてくれる。さすがに最初から最後までと言うわけにはいかないが、要所要所で一瞬それをやってくれるのだ。それが受ける。チラリズムの芸なのだ。これが渋い。後ろ向いて止まっている間に、「うっ、いてて、…。」なんて言ってるのかもしれないが。いずれにせよ、これはもう、ＪＢのコンサートというよりも、ジェームス・ブラウンのファンク・ビッグ・バンドショーという趣のものなので、そう思ってみて楽しまないと。
なにせ、これはビッグバンドだった。ホーンが３、４名、ドラム＆パーカッションが３名、ギターとベースが４名、コーラスが４名、ダンサーが２名、司会が１名、それに加えて、ゲストダンサーが１人、通訳さんまで途中で出てきた。で、このメンバー紹介にコンサートの半分くらいの時間を費やしていたような気がする（笑）。そもそも、ＪＢがなかなか出てこない。バンドで１曲やって、司会が出てきて１曲やって、みんなで大声で呼ばないとＪＢは出てきてくれない。面白すぎ。お約束だが、やっぱりこれが楽しい。ヒット曲のさわりメドレーやって、「よっ、ショービジネス界一の働き者！よっ、ファンクのゴッドファーザー！ミスタ〜、ジェイムス・ブラア〜ン！」とＫ１ばりの司会ＭＣでおだて上げて、拝み倒さないと出てきてくれない。ああ、面白い。
ＪＢは光沢のあるギンギラの真っ赤な衣装。マントは３枚。銀ラメ、緑ラメ、赤ラメの３種類？照明の加減だったのか？３枚あるという方が話としては面白いけど。マントショーは、さすがに洒落にならないと思っているみたいで、バタッと倒れない。爺や役がマントを持って肩にかけようとするが、それを振り払うと言うだけの形式的に様式化されたスタイルだった。それでも、これを見ないとみんな気が済まないから、お約束でちゃんとマントを３枚も用意して儀式として律儀にやる、というこのサービス精神。偉い。喜んでくれるなら、ちゃんとやる。う〜ん、プロの芸人だなあ。
ダンサー２人、若いお姉ちゃん、ぷるるんぷるるんと頑張ってた。ス・テ・キ！感動した！出てくる度に露出度が高くなってくるｗ。ブロンドの方は、バック転に逆立ちで度肝抜かれた。カッコイイー！ＪＢが「寒くないか？」と聞いていたのは爆笑。赤毛の子はちょっとラップやって見せてくれたけど、あれ英語か？でも、二人とも、さすが本場物のダンス。とにかくうまい。それに、凄く可愛いらしい。そこまで判別出来なかったけど。ＪＢよりやっぱりそっちに目がいくので、視覚的にはものの見事に満腹したよ。この辺はＪＢの計算勝ち、というか、ズルい（笑）。
アンコールはナシ。でも、一部でコールは鳴りやまずに続いていた。明日もやるんだから、じいちゃんにそう無理させるなよ。でも、お約束のアンコールよりも、こう言うのもたまには良いかも。
ジジババあり、子連れあり、ギャルあり、若人あり、おしゃれな人あり、ストリート系のあんちゃんあり、このお客さんを見て、何のコンサートか当てるというクイズがあったら、絶対当たらないだろうな。被り物は多かったかなあ。あと、全体にビンボー臭かったような気がする。
セットリスト：
show started 18:11
01. Soul Power (Soul General)
02. Make It Funky
03. Cold Sweat
04. What My Mama Say
05. Try Me
06. Get On The Good Foot
07. What My Mama Say (Bridge)
08. Heavy Juice
09. Living In America
10. Please, Please, Please
11. (Instrumental Jam)
12. It's A Man's Man's Man's World
13. I Feel Good
14. (Can You Rock There)(??)
15. Sex Machine
show ended 20:01
