新文芸座・マキノ雅弘特集・任侠編
日本侠客伝(1964)
製作=東映(京都撮影所)
1964.08.13
8巻 2,692m 98分 カラー シネマスコープ
監督 マキノ雅弘
脚本 笠原和夫 村尾昭 野上竜雄
出演 中村錦之助 高倉健 松方弘樹 津川雅彦 田村高広 大木実 長門裕之 三田佳子 藤純子 藤間紫 南田洋子 品川隆二 ミヤコ蝶々 南都雄二 安部徹
日本侠客伝 浪花篇(1965)
製作=東映(京都撮影所)
1965.01.30
8巻 2,676m 98分 カラー シネマスコープ
監督 マキノ雅弘
脚本 野上竜雄 村尾昭 笠原和夫
出演 鶴田浩二 高倉健 大友柳太朗 藤山寛美 村田英雄 里見浩太郎 長門裕之 南田洋子 入江若葉 五月みどり 八千草薫
- 久しぶりに健さん見たな。いつものわかりきった展開なのだけれど、このテンポの気持ち良さ。浪花と言えば村田、村田と言えば歌。ちゃんと歌のシーンが出てくる。我慢に我慢を重ねた健さんが「もうオレは我慢ならねえ」と、最後は悪い奴らを斬りまくって、お縄を頂戴に向かうところで『終』の文字。続けてみると、後から思い出すと、どっちがどっちだか分からないくらい。とにかく、お客が見たいものは全部見せる。余計な描写なし。これだと、2本見ても、昨日の『ミュンヘン』より疲れない。もう1本くらいいけそうな感じ。やっぱり、これですよ、これ。
- 今じゃ、こんな分かり易い脚本では誰も納得出来ない・説得出来ないと言うことなんだろうな。でも、納得させようとか、説得しようという姿勢がそもそも間違っているんじゃないか?お金払った分、お客さんを楽しませなければアカン、ということなんじゃないのかな、結局。見て得した、と思ってくれれば、また来てくれる。損した、と思えば来てくれない。そういう単純な話が大切じゃないのかな。
- このセットはすごい。あのゴミゴミした生活感、日本間の部屋から部屋への移動、そういうもはや失われた撮影所の技が何とも当たり前に溢れている。
- 浪花編の関西弁、何言っているのか全然わからなかった。
- 予告編のマキノ雅彦の映画、木村佳乃に「おそ○」見せさせたり、四文字言葉しゃべらせたり、悪ノリ爺しすぎ?ハァ、ハァ、…、佳乃タン萌え〜。
- 最前列のタイガーマスクのラジカセが気になる。どう使う気なんだろう?昔、テアトル新宿での鈴木清順の連続レイトショーに良く出現していた人と同じなんだろうか?違っていたら、それはそれでもっと面白いのだが。
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