"Tumbling Dice"
- アーティスト: Rolling Stones
- 出版社/メーカー: Virgin Records Us
- 発売日: 2005/11/22
- メディア: CD
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この"Rarities 1971-2003"の"Tumbling Dice"は、最初、ミックが"Are you ready?" "YYeaaahhhh!" と下卑た返事が返ってきて、手拍子とピアノだけの伴奏で始まって、キースの声も混じったコーラスが入って、ピアノのタタタタタタというところで突然、ライブバージョンに繋がっていくという面白い構成で、このライブに切り替わるところで音量がが〜っと上がるところが滅茶苦茶カッコイイ。最初のピアノだけのバージョンも全部ちゃんと聞きたくなってくるし、これも絶品なのだけれど、ケチケチしないこの大胆な包丁さばきがたまらない。馬鹿みたいに今繰り返して聞いている。
今調べたら、"(all) at sixes and sevens"で混乱してという意味らしい。どういう語源なんだろう?
それから、この"Wild Horses"もいい。これは、東京のスタジオで録音したみたいだけれど、ツアー中だったということで、バンドの演奏が久しぶりにスタジオに入ったという感じではなく、音の背骨がしっかり入った感じで、オリジナルよりもいいかも。
さんざんおなじみの曲を、こうして別のバージョンでこれだけ楽しめるんだから、凄いよなあ。まあ、でなきゃ当人達も自分たちの曲やるのに飽きて解散していたんだと思う。やっぱり、自分たちの音楽が好きだから、これを本当にやりたいから、まだ続いているんだろうなあ。このアルバムは企画ものっぽいんだけれど、かなり趣味的というかブルースっぽい曲が多くて嬉しい。最近はもうこういう曲が余り無くなってしまっている。"A Bigger Bang"には"Back of My Hand"が1曲あるけれど。"Tumbling Dice"、"Honky Tonk Woman"、"Brown Sugar"みたいな系統の南部っぽい土臭い曲が最近は無いんだよなあ。でも、コンサートでは絶対欠かさないし、受けるのはこういう曲なんだけれど、もうこれだけ名曲があるから出し物に困らないから良いと言うことなんだろうか?MP3で聞いているといくらでも繰り返して聞けて、今、プチ中毒状態。