楽天炎上始末記

http://www.rakuten.co.jp/com/faq/information/20060109.html

平素は楽天市場をご利用いただきありがとうございます。

楽天市場では、先日来より各種サイトで「楽天ブックスポイントプレゼント」を行っておりました。

しかしながら、キャンペーンの趣旨とは異なった利用が多数散見されましたため、今回のキャンペーンは誠に勝手ながら中止とさせていただくこととなりました。

そのため、当該キャンペーンで獲得されました楽天スーパーポイントに関しましては、取り消しの作業を行わせていただきます。(ポイント獲得・利用履歴ページには「楽天ブックスポイントプレゼント取り消し分」と表示され、マイナスポイントが表示されます。)

なお、キャンペーンの趣旨にご賛同いただきましたお客様には大変申し訳ございません。弊社が確認する中で、正規の利用であると判断されるお客様には
別途連絡をさせていただきます。

弊社といたしましてもこのような結果となり誠に遺憾に存じますが、なにとぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。

今後とも楽天市場をよろしくお願い申し上げます。

楽天株式会社

 メールが届いた。「キャンペーンの趣旨とは異なった利用」って、一体何なのだろう?ポイントを気が狂ったようにばらまきます、というのが主旨と理解していたのだけれど?もう使ってしまった人はどうするんだろう?さっさと使ってしまえば良かったかもしれない。これほどキャンペーンに押し寄せてくるとは思っていなかったのだろうな。炎上という話が広まったから、こうなったのだろう。ネットで伝わる話は、決して何百万人というオーダーまでいくほどメジャーではないけれど、噂はネズミ算で広がるので爆発すると早い。そこの速度は非常に予測しにくい。こうしたキャンペーンはきちんと上限を決めないと、とんでもないことになるという教訓でしょうか。きっと、複数名義での応募も多かったんだろうな。
 それにしても、ネットの商売はいいね。「ちょっと、待った、今のナシ!」で許されちゃうんだもんな。東証の誤発注問題もそうだけど、電子取引だと間違いが認められて保証されたり許されてしまうというのはどうなんだろうか?ホリエモンは許さないみたいでライブドア証券は返さないみたいで、それも武士の情けがないと反発感じない訳ではない。核爆弾や原子力発電所も「ちょっと、待った、今のナシ!」で済むといいのだが。こういうことは今後もどうせ相次ぐんだろうから、裁判所で明確な判例を積み重ねる必要があるかもしれない。アメリカみたいで嫌だけど、こういう問題を議論するためにも誰かが訴えた方がいいかもしれない。でないと、実はネットユーザーは一人一人にされるとバラバラで弱いから、企業の思うままにされかねない。でも、このために弁護士雇ってまでめんどくさい裁判したいかと言えば、誰もしたくないもんなぁ。アメリカだったら、絶対このキャンペーン応募者の弁護を自分から買って出る弁護士がいるような気がする。売名にもなりそうだし。