下山事件
- 作者: 柴田哲孝
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2005/07/01
- メディア: 単行本
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http://members.ytv.home.ne.jp/shimoyamania/
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/simoyama.htm
http://gonta13.at.infoseek.co.jp/newpage11.htm
http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/3daijiken.htm
下山事件 - Wikipedia
作者格好いいな。
http://www.yomiuri.co.jp/book/author/20050920bk11.htm
この本の売りは、作者の祖父などの身内がどうもこの事件にかかわっていた可能性がありそうなこと。この複雑な深い闇の中に包まれた1949年の事件の真相の真偽など、この記述が本当かどうかさえ判断のしようもないのだが、身内の話から始まるドラマ性があるので、ドキュメンタリー以上の迫力がある。やめられない、止まらない状態で一気に読了。
最後の部分は、ここまで読んできた読者ならわかるでしょう、という書き方で人名がいくつか伏せられているが、この辺りになると、一般読者としては頭がパンク状態。いずれにせよ、殆どの関係者は次々に世を去りつつある。今後はこういう本がこの事件について、書かれることもなくなっていくのだろう。
それにしても、満州国というのは、何て深い闇だったのだろう。いつか、この事件の真相が公文書の公開などによって明らかになる日は来るのだろうか?