武道館のミニチュア

David Bowie "Reality Tour" at Nippon Budohkan

  1. 会社からは堂々と一日休暇を取り、四十肩にもめげず、行ってきました、デビッドボウイ来日公演!結構、17歳の少女@1973みたいな方も多かったですね。王子様をもう一度、一目観にみたいな。ノリ&リアクションが物足りなかったらしく、序盤一生懸命あおってましたが、ファンも年取ってるんだよ〜。哀しい〜。HerosとかQuicksandとか、終盤高いところでなくて、キー下げて歌ってたのも哀しい〜。
  2. ステージ衣装はなんだか、Agnes Bと言うより、ブラッドピットみたいな感じ?ジーンズにスニーカー、なんてデビッドボウイを見ると、うーん、こういう人が年取るとどんどん若作りに走るんだあ!という感がありましたねえ。まあ、実際若々しいんですが。
  3. 席は東の2階のF列でよく見えました。前のガキが立ちっぱなしだったんで、2時間8分こっちも立ちっぱなしで、終わったら耳は遠いは、膝は痛いわ。でも、難聴は1時間もしたらだいぶ良くなりました。昔に比べればPAも良くなりました。これで、2時間8分飛び回って歌いっぱなし、という人のことを若作りといえたものではありませんが。でも、やはり、東側は失敗。愛想振りまきには万遍なく来るんだけど、やはり左目が義眼だから、西側向いている時間の方が圧倒的に長いんだよなあ。しょうがないけど。
  4. HeathenとRealityからの曲が1/3というところか。『"Be my wife"と"Breaking Glass"どっちが聞きたい?よし、じゃ、"Be my wife"』と、勝手に結局決めてたけど、そんなの両方に決まってるじゃん!後は、みんなが聞きたそうな曲をサービス精神満点でという感じ。このツアーで最近始めた曲だからうまくいくかな、と言っていたQuicksandは、やはり今一つ決まっていなかったような気がするなあ。最後のアンコールは、Five Years/Suffragette City/Ziggy Stardustの3曲。オープニングはRebel Rebel/New Killer Star/Fame。大体、直近のシンガポール公演と同じような曲目構成。セットリストは、ボウイネット(http://www.davidbowie.com/)のページに殆ど出ている。これを元に最近予習しまくったせいか、乗れたし、今日はどういう構成なのか予想してずいぶん楽しめた。
  5. バンドはアール・スリックとマイク・ガーソンの2人の盟友ががっちりと固めているので言うこと無しか。しかし、ドラムもパワフルで良かったが、一番目立っていたのが、アフリカ系の長身スキンヘッド女性ベーシストのGAIL ANN DORSEY。Under Pressureでは、フレディーのパートを見事に歌い上げて、ボウイを食っていました。白の裾が広がったドレスもばっちり。いかにも、デビッドボウイのバンド、と言うキャラクター。
  6. ステージは凄くシンプルで、前のせり出しと左右の2階屋、白く塗られた枯れ木が左右にドライフラワーに出もする気なのか、つり下げられているくらい。ステージの後ろは、LEDディスプレイでリアルタイムに色々な絵を出していました。正面から見ていると、もっとあそこに出ているのが目に入るんだろうけど、横からだと、余り目がいかない。その分ステージに集中出来たけど。
  7. 個人的には、良かったなあと思うのは、まず、最初のRebel Rebel、All The Young Dudes、Suffragette City, Ziggy Stardust。後、ここ2枚のアルバムからの曲、New Killer Star, Cactus, Heathenと言った辺り、本当に良かったです。でも、これは昔のRCA時代の曲とは違うんだけど、それがぴたっと一つにまとまっていたステージになっていた辺りが不思議と言えば、不思議。でも一つ一つの曲はみんな短めにまとめられていて、幕の内弁当的に詰め込まれていたような気もするなあ。タイムマシンに乗って、1973年、せめて1978年に戻れたら。。。後、個人的に好きなYoung Americanの辺りの曲が今回はFameだけだったのが残念。でも、もう一日、休みとって明日の分のチケットも買っておけば良かったなあ。
  8. 外の売店で武道館のミニチュアを見つけてしまいました。350円也。