デジタル・コンテンツは物欲を満たせるのか?


 午前中、東京国際ブックフェアの一部みたいなデジタル・パブリッシング・フェアというのを覗きに行ってきた。
 アメリカではアマゾンとソニーの電子リーダーがそれぞれ50万台くらい去年までに売れているらしい。日本では全然だけど。逆に、携帯向けが日本は伸びている。デジタルの雑誌データを携帯向けにレイアウトを変換するオーサリングツールが出ていたけど、やはり、数年前に比べると実用的なものに進歩しているように見えた。
 本や雑誌が完全に電子化されるにはまだまだ時間もかかるだろうし、全てが電子化されるとも思わないのだが、流れはこちらに向かうんだろう。音楽も映画もどんどん配信の形に向かっている。

でも、年寄りだからそう思うのかもしれないが、デジタル化されたコンテンツは物欲を満たせるのだろうか。
意外にそういうところが、電子ブックの普及の鍵かもしれないな、と一瞬思ったが、こう思うのは年寄りだけだろうな。年はとりたくないな。デジタル・ネイティブはそう考えないんだろうな。でも、それなら、人間が一世代入れ替わるまでは完全に変わらないということになる。それはそういうものかもしれない。

帰り道のゆりかもめから、話題の実物大ガンダムを見た。やっぱり、モノというのは面白いな、と思う。2次元を3次元、それも実物大にしてみたい、と思うのだな。でも、ガンダムってやっぱり古い世代の発想ということなのかもなあ。